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第60話 広島と言えばお好み焼きでしょう(2)
まあ、本当に感心するほどエルは日本語が上手い、と言うか? この世界へと、向こうの世界の僕こと魔族、亜人の王との戦闘の最中に強引にこの世界へと異世界転移をさせられ時から、普通に日本語を理解して会話……と言うか?
エルは普通に日本語で苦しそうに呻り、僕に助けを求めてきたから。僕もエルが日本語を理解でき、会話をできることに対して不思議に思わなかった。
しかしお好み焼き屋のおばちゃんがエルの日本語の理解力と会話の高さ……と言うか?
普通にエルが日本語を口にして会話をしていることに驚愕したから。
僕自身も言われた確かに、何で異世界のエルが日本語を理解できて、話せるのだろうか? と思案を始めると。
「……一樹、どうしたの?」
エルが可愛く首を傾げながら尋ねてきた。
「うぅん、何でもないよ……」
僕はよくあるアニメのワンシーンのように、エルへと優しく微笑みかけながら首を振り、エルの麗しさにまた見惚れると。
「……それにしても山田君……。こんな異国の美人さんと何処で知り合ったんだい?」




