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第6話 出発と行きたいところですが(2)
しかしレビィアは魔力を使用して、実技も一度も自動車学校内で乗車していないのに仮免許合格……。ペーパー試験の方も一度も試験勉強をしないで合格……。
まあ、信号はわかるけれど、アイツは、標識はわからないから、翔子も怖くて運転を頼めないと言う訳でね。あっ、ははは。
まあ、そう言う訳だから翔子はもしもの時はメイドトリオへと告げると申せば。
「──陛下! 私が最初から運転しましょうか?」
メイドトリオの一人ミリが名乗りを上げてきたけれど。
「う~ん、購入したばかりの車だから、翔子は自分で運転をしたいみたいだから。コイツが体調が優れないなったら、誰かおねがい」と嘆願をすれば。
「──了解です! 陛下!」
と、ミリの奴が起立! 敬礼! をしてくれるのだが。
「ミ、ミリ?」と僕は苦笑いを浮かべつつ彼女へと声をかけ。
「お前、猫耳が出ていて、にゃんにゃん仕様になっているから、猫耳を隠して人の耳を幻影でだすように」と指示をだせば。




