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第2話 地元って困るよね? (11)

「美紀~、先程(さっき)からうちがあんたに尋ねる(聞いちょるぅ)じゃろうぅ? 何であんたが~、一樹の傍に居る(おるん)ね~? あんたらは遠の昔に別れちょるじゃろぅに?」


 と、沙也加の阿保がやっと穏やかな雰囲気へとなった、この場をまた暗く、荒々しい物へと返る。


 だからコタツに入り、寛いでいた僕だけれど、『よいしょ』と立ち上がれば。


「陛下~、わらわが美紀の代わりに、あの小娘と話しをしてきましょうか~?」


 レビィアの奴が自分の紅玉の瞳を恐ろしく光らせながら『ふっ、ふふふ』と冷たく妖艶に微笑むから。


「レビィア、お前はここにいろ……。沙也加の奴は俺の許カノだから俺が話をつける」と告げれば。


「はぁ~」

「何、それ~?」

「陛下~、どう言うことかのぅ~? わらわのわかるように説明をしてくれるかのぅ~?」


 エルと翔子、レビィアの三人は、今からの初日の出──初詣のドライブに、何故俺の元カノが参加するのか? 説明をするようにと遠回しに告げてきた。


 だから俺は「えっ、あの、あれだよ……。本当に地元に住むってよくないね。あっ、はははははは」と笑い誤魔化した。



 ◇◇◇



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