表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

330/472

第56話 エルフな、きよしこの夜(40)

「うん、大丈夫。大丈夫だ。洋子……。ママ達の言うことをちゃんと聞くんだぞ。それともう一人のパパの言うことを……わかったなぁ、洋子」と、やはり魔王は、未練がましく、自分の愛娘の頭を撫でながら自分の生まれ育った世界へと洋子ちゃんを連れて帰りたい素振り。様子を見せるから。これで魔王には、洋子ちゃん以外の子供がいない事は確認、確証がとれたような気がすると、脳裏で呟いた所で、改めて説明をするけれど。


 う~ん、実はね?


 私が総司令官を務めた亜人族討伐、魔王の撃破と広大な領地の征服だったのだが。家の主。魔王に子供がいるのか? いないのかを? 最後まで皆で論議して揉めたのだ。


 だから魔王に、洋子ちゃん以外の娘はいないのだと、今の未練がましく。娘が可愛くて仕方がない魔王の様子を見れば、魔族の王の跡継ぎの第一候補は、洋子ちゃんで間違えないと思われるのだが。


 それでも私、魔王の筆頭奥方になる私には、少しばかり気になる。気になる事があるから。私は主、夫へ問いかけてみる事にしてみたのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ