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第47話 DV・児童虐待 (3)

 また僕は、エルに怒られた。叱られたよ。


 自身の真横からね。


 だからシュンと更に俯く僕なのだが。


 でも、このまま僕は、いつまでも俯いている訳にはいかない。いかないよね?


 だってさ、僕の正面──目の先には、自身の娘である洋子ちゃんがいるのだから。


 いつまでも情けない様子。


 と、いうよりも?


 やはり、エルの言う通りだ。


 僕が洋子ちゃんの実父親なのだから、娘に対してハッキリとした態度でいないと。


 特に僕の娘洋子は、先程美紀から聞いた話しでは、義理のちちであるアイツから。


『洋子! お前は、俺の子供じゃない! お前のママが浮気をして作った子供だから。俺はお前の事など全然可愛くない。だから俺の目に触れる位置、場所にいるな。目障りだ。あっち行け、洋子! 今直ぐにだぁ!』と。


 言葉の暴力だけではなく、ちょっとした些細な事。


 洋子が食事を食べるのが遅いとか、おねしょが直らない。


 いつもボォ~ッとしている。


 でも、落ち着きがないのと、アイツの顔色ばかりを見て怯えるから気に入らないと。



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