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第22話 エルフな勇者さまとの、新婚生活が始まりました(1)

〈パチ〉


〈パチ、パチ〉と。


 アパートの部屋の電気を夫婦仲良くつけて回る僕とエルなのだ。でっ、つけ終えれば今度は、冷えたアパートの部屋を、室内を暖めるために、コタツのコンセントを指し、『パチッ』と、快い音を出してスイッチを入れれば今度は、石油ストーブを『ジィ……』と、音を出しながら着火──。後はお風呂の準備と言いたいところではあるのだが。


 家のエルフで元勇者な奥さまはね。初めての日本での買い物。ショッピングセンターへの買い物──。その移動の最中に、ダイハツのショップのショーウインドー内に展示してあるミラのXXの横に季節。季節感を漂わせ、彩るためだろうか? 展示してあった大きなクリスマスツリーが大変に気に入る。気に入ったようでね。ワクワク、ドキドキ、自身の気を高ぶらせ、興奮をしながら。


「あの、クリスマスツリーって、本当にキラキラ光り輝いて綺麗だね。一樹! 一樹!」と。


 Nコロの小さなパイのハンドルを握る僕の二の腕の服を摘まみ、引きながら歓喜するぐらい気に入ったみたいなのだ。


 家の奥さまはね。


 だから僕はエルに、「そんなにクリスマスツリーのことが気に入ったの、エル?」と、自身の首を傾げながら尋ねてみたのだ。



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