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第16話 元エルフな勇者の凶変(3)

 でっ、吐いてやるとさぁ、「…………」、『シ~ン!』と、静まり返る。二階の住人、住んで居る奴。若い奴、ジジイだったか、僕自身も忘れたけれど。僕の放った荒々しい台詞、罵声に対して臆した。ビビッたようだ。だから僕は、『フン』と、鼻息荒くしながら。今度は家の。我が家の。奥さま……。元宇宙の自分の星の……ではなく。もうこの世界には、ヨーロッパ、欧州の伝説、昔話しか出てこない。出演しない精霊さま。エルフ種族の伝説勇者だったエルを取り押さえなければいかない。いけないのだ。夫である僕が強引、力強くでもエルを取り押さえ、束縛……。



 そう、彼女の気が安らぐまで取り押さえをしなくてはいけない。いけないのだ。


 だから僕はエルの背から身体に抱きつき。エルを取り押さえようと試みるのだが。何せ、僕の妻、奥さまは、何処か別の世界……。この日本がある世界ではない。別の世界の勇者さまらしいから。本当に力が強い、強いのだ。


 そう、僕がエルに、『エルって、本当の女性。女だよね?』と。大変に失礼なことを尋ねる。問いたくなる程力が強い。強いのだ。





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