帰り道
物では釣れなかったひーちゃんに、学校であったことを話した。
やはり、雷は落ちたがりっくんが取りなしてくれたので比較的軽くすんだ。
ドーナッツは残さず食べたが。
車に乗ったひーちゃんは後ろ、りっくんは助手席だが後ろを向いてひーちゃんとおしゃべりしている。
危険なので一旦駐車して、りっくんも後ろに移動してもらった。
「でね、おじさんがプンプンしたんだよ」
「けど先生に怒っちゃだめでしょ」
「けどごめんなさいしたし、ドーナッツ食べたからだいじょうぶだよ?」
「何が大丈夫なのよ。はぁ。」
なんか二人で言い争いをしているが、何か噛み合ってない気がする。
とりあえずりっくん頑張れ!
マンションに着いた途端に二人はすぐ降りた。
俺も後に続くが、どうやら二人の言い争いは終わったらしい。
ひーちゃんの学校での話と、中学校の宿題にりっくんが食いついてるらしい。
ん?りっくんは勉強が好きなのかな?
近場の公文を調べておこう。
あと、何かスポーツとか習い事はないだろうか?
スクールバスとかあればなおさら嬉しいが。
お?近場であったのでパンフレットを貰いにいこう!
歩きながらスマホをいじってたら、先に進んでた二人から声がかかった。
「「おじさん、はやくきてよ!」」
今日の夕飯は何にしよーかな。