表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カッパが神器だった件  作者: 双葉轟
1/1

プロローグ

俺は小庭武24才独身彼女いない歴イコール年齢のごく普通の一般人だ

普通過ぎる人生を送ってきた、普通ではないことと言えば高校生時代に停学処分になったことと、人よりも少しアニメやマンガが好きなこと位だ。

そんな俺がなぜか突然異世界に飛ばされたのは24才の誕生日の夜のことだった………

「今日は誕生日だけど特に何もなかったなー」

そんなどうでもいい独り言を言いながら俺は眠りについた

この時の俺は明日からもいつも通りの日常が来ると思っていた


日差しがさして目が覚める、今日も一日仕事をこなさなければと思い重い身体を起こす

その時俺は大変なことに気がつき眠気が一気に覚めた。

「あれ?ベットの感触がない」

そう俺は今空中にいたのだ。

「これは助からんな」

妙に冷静になった瞬間俺は地上に落下した。

「俺の人生の終わり方意味不だな」

そんなどうにもならんことを思いながら俺は自分の死を受け入れた。

だが、地上に落下したはずなのにまだ死んでいない、それどころか身体のどこにも痛みがない。

目を開けて見るとそこには、短い青髪でまるでマンガやアニメのキャラのようなスタイル抜群の巫女さんが倒れている。

「あれ?これは俺がやったのか?」

「待て俺は悪くない」

「重力には逆らえないから、これは不可抗力だ」

誰に言い訳しているのか、ただ自己保身のため言葉言っていた。

そんなことを考えている間に女の子は目を覚ました。

「大丈夫?」

とりあえず安否確認をした俺にたいして女の子は

「なにをなさっているんですか?」

と質問してきた。

「何って、何が?」

と本気でわからなかったので質問を返した

女の子が目線を少し下のほうにやり俺も目線を落とすと

「あれ?」

俺の手が彼女の立派なメロンを掴んでいた、いや正確に言うと揉んでいた。

「これはちがうだ不可抗力なんだ!」

そんなとうる訳もない言い訳をした俺にたいし

「そうですか、なら一度離れて頂いてもよろしでしょうか?」

と冷静に返してきた。

今まで女の子とまともに接したことのない俺はすごい勢いでその子から離れた。

そして同時に自分に対する違和感に気がついた

(あれ?俺こんなに機敏に動けたっけ?)

そして立ち上がったその子の瞳に写る自分の姿に驚いた

「どうかなさいましたか?」

「いや、なんだもないです。はい。」

自分の顔がイケメンになっていた

自分の身体に目を向けると、昨日までデブとしか言えなかった身体がとても若々しく健康的な身体になっていた。

自分が自分ではなくなった感じすらした。

そんな戸惑いよそに女の子が話しかけてくる

「あなた様は雨の神の使いの方でよろしいのでしょうか?」

(この子はなにを言ってんだ?)

と思いながらその子を見たときさっきまでの違和感など一気にぶっ飛んだ

(俺の好みど真ん中!!)

今まで俺が妄想してきた理想の女の子だった

「君の名前は?」

「これは失礼しました。」

「私はブリジットディピオチャでございます」

女の子は丁寧に自己紹介してくれた。

「ありがとう、俺は小庭武だ。」

「よろしく」

「こちらこそよろしくお願いいたします」

「先ほどの質問のお答えをいただけますでしょうか?」

マジで何を聞かれたかわからなかった俺は

「え?なんだっけ?」

「あなた様は雨の神の使いの方でよろしいのでしょうか?と御聞きしました。」

「え?雨の神?」

そんなことを聞かれても今の自分の状況さえわからなかった俺には全く理解出来なかった


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ