1. 目覚め
おはこんばんにちは。初投稿です。というか小説自体初めて書きます。そして作者の頭は能無し(ここ重要)ですので大それた設定や話を考える事はまったくできません!なので必然的に稚拙な文章になると思いますが、それでも楽しんでいただければ幸いです。完全に自己満足ですので、生暖かい目で見守ってくださればと思います。
んぁ、え、どこっすかここ…?
目が覚めたらなんか知らない場所なんですが。
ベッドから起きて周りを見渡すと、壁や床やら家具なんかは全て木でできている場所だった。
ログハウス的な?入った事ないから分からんが。
というか、そんな事よりも、俺の体が何かおかしい。
いつもよりやたら軽いし、尻あたりに謎の違和感も感じる。目線もこんな低かったっけか?
いやいやそんな馬鹿な。冷静に確認していこうじゃないか。
ふむ、胸のあたりには本来ないはずの膨らみが見えるぞ。小ぶりだが。
そして下には…居るはずの息子が居ない。家出かな?
うん、そうだね、女の子だね。
こう見えて物事の理解は早いほうだと自負している。
全体を見るに、中学生ぐらいだろうか?
ご丁寧に部屋の隅に全身鏡が置いてあったので確認してみる。
「おぉ、中々かわい…あ、声も可愛いな。しかもケモミミも付いてる…!分かってるじゃないの!」
思わず声が漏れ、その声さえ自画自賛してしまった。いや自分と言って良いのか分からんが、とりあえず今は自分だし。
まず、毛先がほのかにウェーブがかかっている白い髪。
大体鎖骨あたりまで伸びていて、長すぎず短すぎず…といった感じだ。あとサラサラしとる。そしてパッチリとした瞳は綺麗な紅に染まっており、強い目力を感じさせる。鏡に映った自分と目が合い思わずドキっとしてしまった。
そして極め付けに、髪の色と同じ真っ白なケモミミと、もふもふした尻尾が生えていた。さっきの違和感はこのしっぽのせいだったか。てか地味にこのしっぽの触り心地が良すぎて、これだけでも1日過ごせそうな気がする。
しかし、状況がいまだに信じられない。
俺は夢でも見ているのだろうか?それにしてはやたら鮮明な気がするが。
現実なら最高にハッピーだが、前もこんな夢見た事あるからな。
その日、目が覚めた時の絶望感といったらもうなんともいえない。
何を隠そう俺は昔から女の子になりたい願望が少なからずあった。
いや嘘めっちゃなりたかったです。すみません。
勿論ニューハーフ的な意味ではない、純粋なほうね?
だって男より楽しそうじゃん。なんとなくさ。
例えば美少女になってクラスのモテなさそうな男子とかに、ちょっと優しくしたりして勘違いとかさせてみたいな~とか…あるやん?ありませんかね?そんな感じよ。
まぁ、結局は無いものねだりかもしれない。
女の人からしたら実際色々大変で、男のが気楽でいいよとか言われることもあるだろう、恐らく。
それでも憧れはあって、昔はよく朝起きたら美少女になってないかな~とか寝る前に現実逃避したものだ。社会人になってからは流石にあまり考えてなかったけどね。
というかまず誰に言い訳してるんだって話だけどな。
さ、そんな事よりとりあえずは頬でも抓って確認しよう。
ぎゅっ
いてェ。我ながら強くやりすぎてめちゃ痛かった。でも確証は得たな。ここは夢なんかではなさそうだ!
頬は痛かったが、テンションはちょっと上がってきたぜ!
「さて…まずは勿論…あれしかないよな。ククク…。」
俺も男だ。今は少女だが。
まず当然、やはり気になってしまうものがあるだろう。故にこれは、しょうがない事なんだよ。
自分の欲求を無理に抑えるのはよくない。ストレスになっちゃうからね、うんうん。
そう自分に言い訳しながら、自らの小ぶりな胸を服の上から鷲掴みする。
「うわ、思ったよりやわらか…でもそんな気持ちいい訳じゃないんだな。」
まあ予想はしていた。これが自分ではなく他者に揉まれるのであればまた別なのかもしれないけどな。
しかしこの柔らかさは癖になる。いつまでも揉んでいたくなるな…。
服の上からでこれなら、生だと一体どうなってしまうというん—————
ガチャ
「ウィ~ただいまっとぉ……あ?」
「あ…」
「……お、起きてたのか……あー、なんかその、すまん…。これは見なかった事にする。ごゆっくり。」
バタン
死にたい。
こんな感じで進めてみます