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VRゲームでレアモンスターのバイト始めました

作者: スメラギ


 VRゲーム、2000年代初頭に開発が始まったジャンルで、当初はデカいヘルメットと棒とか手袋みたいなコントローラーでプレイするゲームだったが、技術の進歩はめまぐるしい、たった50年やそこらでVRと言えば完全にゲームの中に入り込んでプレイするSDVRスリープドライブバーチャルリアリティが一般的となった。


 ただしSDVRの欠点はAIの弱さにあった、実際の人間と同じように会話することもなく決められた受け答え、SDVRだからこその機械と会話していると言う違和感がどうしても拭えない、そこで企業が完全独立思考型AIの開発に乗り出したのは当然と言えば当然だ。


 開発開始段階では某スカイなネットのようにロボットの反乱や暴走どうこうが騒がれもしたがその点は問題なく出来るようだ、技術者の話では人が空気を吸って生きるのと同じようにそれを「常識」だと教えることで危険を回避させるとか何とか、詳しいことはわからないがとにかく平気らしい。


 そんなこんなでAIを育成するための実験体となったのがわたしだ。

ゲームをするだけで金がもらえると聞いて飛びついた大変割りのいいバイトだ。


 わたしの体のあちこちには電極や機械が貼り付けられており、SDVR上の動きや思考をトレース、模倣し、そのデータを積み重ねていくことによってAIに思考の概念を学習させる、と言うものだ、ロボットにありとあらゆる動きや思考を監視されると言うことだが正直こんなしょうもない人間の頭だったらいくらでも覗いてくれて構わないだろう。


 「心の準備はいいですか?」

 「ええ、大丈夫です」


 俺が担当するのは会話を司る部分ではなく戦闘を司る部分、それもモンスターのAIだ。


 当然被験者バイトは複数いるので俺のデータだけがフィードバックされることはないだろうけど・・・



 -------


 と言うわけでモンスター生活が始まったわけですが、



 なにこれ?

 


 簡単に言えばオレンジのサボテン、全長40cmほどで腕が30cm弱、足は3cmくらい?短すぎんかコレ


 どうやら私が動かすモンスターはかろうじて人型ではあるものの間違いなく弱い、しかも腕や体を見下ろした感じ「入っている」モンスターは「かぼテン」だろう


 バイトの応募をしたゲーム会社では非常にポピュラーな敵モブだったはず。


 「サボテン」の変異種で、一言で言えばかぼちゃ色のサボテンと言った感じだ、攻撃力こそ高くないものの移動と防御、それと経験値が非常に高く設定されており、いわゆるメタルなスライム的位置のモブだ。


 ピコン!


 視界の中にメールアイコンが出現、タップすると指令書と書かれた文面が目に入る。


 「 指令書 : テスト終了はゲーム内時間で6ヶ月(現実時間では6日となります)、目標はテスト終了まで生き残ること、リスポーンはしますがリスポーンの数が少ないほどバイト料にボーナスが入ります、具体的には一度も死なないままにテストを終了できた場合はバイト料10万円(危険手当込)の他に30万円の報奨金が支払われます(なお10回目のリスポーン時点で報奨金はゼロになります)。

 なお、あなたはテスト期間中賞金首として他のプレイヤーに狙われる立場になります、賞金首を討伐したプレイヤーにも報奨金(討伐1回につき3万円)が支払われることになっております、頑張って生き残ってください、それでは。 AI開発課スタッフ 水原 」


 「ファッ!?」






 こうしてわたしの半年に渡るアルバイト生活は始まったのである。


 私を狙う数多の殺意と共に・・・・


久々の投稿、リハビリもかねて・・・、小説の書き方忘れてるぅ!

誤字脱字は多めにみてください、あるかわからんけども

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