背伸びロックンロール
「しない」って事を
「している」って事に
できていないから
下手くそな言い訳
屁理屈な理想論
無闇に作ってんだ
異様な人の影に
普通の人の中に
変な形ができる理由の一つだ
自殺者を哀れんで
殺人犯を憎んで
それが普通な世の中に
墨汁の一滴
投下したなら
世界は少しはマトモになって
人の先の陽の中の光
今とは違う哲学と道徳心
善悪の天秤
「これが良い」って
言える世界になるかもしれない
「国境は無い」とか言いながら
空港や港で
国境の現実を突きつけられて
誰もそこに突っ込まない
自然な建前が
どれくらい雁字搦めにするのか
人の生き死にも
本当は雁字搦めな建前が
言わせている不自然な心だ
人はそんなに優しく無い
本当に優しいのなら
「優しくなりたい」なんて
思わないし言えない
人は
ただ自らの役割を果たして
死ぬ事に懸命で
その役割を作り出したり
ハタマタ
その役割についたりする
人はそんなに
良い生き物では無い
でなければ
罪悪感なんて必要無いのだ
日々の直射日光に
地獄の沙汰を感じとって
今日も暑い一日
もし人が
この地球に歓迎されてる命なら
夏の暑さを嫌だとは感じない
文句は言わず対応する
命とはそういうモノ
人だけが自然の中で
一番異質なモノなのだ
繰り返すことだけ
形の無い入れ物が
土の上を転がる
どんなに頑張っても
人だけは変われない
人だけは報われない
そんな世界が
人の作り出した世界
吸い続けるのは
悪魔か天使か
どんなに頑張っても
人だけは変われない
人だけは報われない
そんな世界を
人が作り出した世界を
壊そうとする音がする
先に良いか悪いかより
実験後の
良いか悪いかを考える事
そうだね
面倒な世界だよね