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掌編小説集3 (101話~150話)

素晴らしきアトラクション

作者: 蹴沢缶九郎

初めて遊園地にやってきた男。ジェットコースター、メリーゴーランド、お化け屋敷と男の目に映る全てのアトラクションが新鮮に見えた。


「いやぁ、この遊園地の乗り物は全部面白いな。特にこの観覧車という乗り物は最高だった。」


満足気な男の元へ遊園地の係員がやってきて男を叱りつけた。


「お客さん!! 勝手な事されてもらっては困ります!!」


「勝手?」


遊園地側の不備で途中停止した観覧車から自力で降りてきた男は首をかしげた。

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