テンプレ
この物語の主人公たちには明確な頭脳レベルでも違いが存在します。
色々な推測を行い、そのあとにネタバレを行うというスタイルでいこうかなと。
神様転生。異世界にチートを持って転生するというお決まりのパターン。しかし、私がとった行動をする人間など後にも先にもいないはずだ。
つまり、初手から自殺。
その方法は非常に単純明快、体力もなくか弱い生まれたばかりの状態で、魔力を暴発させてやったのだ。
それを、瀕死で倒れ、回復しきる前に立て続けに三度もだ。
おかげで周囲からは病弱と思われているが構うものか。
魔力を使用すること十数回、生死のはざまをさまようこと十三回。なんとも切りがいいところで私は悟ったのだ。
私という存在が運命に守護されている事に。
まったく、くそ忌々しい事だね。
私が執り行ったのは、赤ん坊が筋トレを行うのと同等の無謀さを持った行為だ。普通なら、死ぬしかない。
しかし、生き残った。
このままでは、ヒロインも盛り立て役として生き、断罪されて死ぬという未来が待ち受けているはずだ。
はっきりと言って、それ事態はいい。
一寸の虫にも五分の魂と子供に言い聞かせて、よく、命の大切さについて諭すものだが、転生を果たした自分は魂の不滅さについて見て理解したのだ。
ソクラテスは死ぬ間際に魂の永遠性について論じたそうだが、偉大な哲学者と同じ境地に実体験として到達してしまった私だ。
とはいえ、哲学者になる予定など一切ないので、無用の長物以外の何物でもない。
むしろ、死んだ後も神の玩具にされるという証明であり迷惑なくらいだ。
加えて言うならば、死を経験して感じたのはこんなものかという感想だけ。
こんなものでは小学生が適当に描いた読書感想文よりもさらに短い物と成るはずだ。
つまり、もはや私は死を恐れる事が無くなったのだ。
そこには確かな永遠があるのだから。
むろん、その永遠性など、放棄する満々なのだから、価値などみじんも存在しない。
なので今日も遠慮なく、死にかけながら魔力を放出決行する。
だが、これだけやっても、魔力が増えているという気があまりない。もしかしたら、引き立て役たる私には、あまり強力な能力が必要ないと判断されて、能力の限界値が低く設定されているのかもしれない。
あるいは、とりあえず魔力を放出させているが、この方法で魔力を増加させるのは効率的ではないのか、身体が弱っているから魔力を使えないのか、そんな様々な感想が頭によぎっては消えていく。
まぁ、メインの目的が魔力を放出させて死なないかどうかを確かめる事なのでどうでもいいのだが。それでもどうしても色目を使って、魔力が増えればいいなと思うのは罪ではないはずだ。
そのせいだろうか、幼少期の記憶が全くないのは。
基本的にベットで死にかけていたという記憶しかないのだ。
基本死にかけて昏睡していたのだから当然と言えば当然であるが、どうしても納得する事が出来ないのが、人の性というものだ。
ちなみに、搾乳時は貧相であった。(何がとは言わない)
もう少し肉付きがよければ、もっと記憶が鮮明になっていたのかもしれない(何がとは言わない)。
ちょっと短くなってしまった。




