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#8 喧嘩はだめです

サブタイがそんなんですがそんなことしてないです。


ただわいわい騒いでるだけです。

峯川高校の不良勢ぞろいです。新キャラも数人います。



 翔とともに溜まり場に到着すると、今までにないほどの数の不良がいた。翔の話では、総長が復帰したから学校の不良の大半が来ていることらしい。いつもいる個室には限られた人数しか入れないらしい。それを聞いて璃祢は遠慮した方がいいかと聞いたが、璃祢ならいいと言われ、個室に入った。


「あ、璃祢ちゃん。やっほー」

「なんだ、遅刻魔がもうきてんのかよ」

「翔―ひでぇー」


 個室には隆平、蓮、そして絢斗の姿があった。

さらに3人の不良がいるが、璃祢は初対面の人たちだった。


「へぇ、その子が翔の溺愛っこ?」

「なんだそりゃ!?おい未咲、久々に来てそれか!?」

「あ、俺は初めてだっけ?つか二人も?」

「じゃねーの?俺最近来てなかったしな。喧嘩ばっかで」

「んじゃ、俺からでいい?永倉奏えいくらかなで。2年!元気なのが取り柄だよ!」


 奏は明るい茶髪の不良で、両耳にこれでもかというほどピアスがきらめいている。元気が取り柄と言っていたように、さっきからにこやかでとても賑やかな感じだ。


「んじゃ俺。堺歩夢さかいあゆむ、今年3年だ」


 黒髪で眼鏡をかけた一見まじめそうな歩夢だが、口調の悪さと言いやはり彼も不良のようだった。ピアスは両耳に二つずつ、さらにネックレスやリングがじゃらじゃらついていた。左目の下の絆創膏は昨日喧嘩した時のものらしい。


「溺愛っ子ってホントの事言っただけなのに。俺は野中未咲のなかみさき、2年だよ。仲良くしてね」


 璃祢とそれほど身長が変わらない蓮と同じ雰囲気を持つ未咲は、穏やかな笑みを浮かべていた。黒に金のメッシュが入った髪はサラサラのストレートだ。大きな二重の左目の下には泣きボクロが一つあった。


「ぷぷっ、蓮と未咲っちと璃祢ちゃん同い年に見えすぎウケル―!!」

「チャラ男はすっ込め」


 すかさず蓮の鉄槌(ジャンピングかかと落とし)が炸裂、隆平は強制的に沈黙した。


 ワイワイする集団の奥で、絢斗は静かにそれを眺めていたが、吸い殻を灰皿に置いた。そして騒ぐ不良たちの間から璃祢の腕をつかんで自分の下に引き寄せた。


「えっわわわ!?あ、こんにちは?」

「お前はここにいろ」

「?でも、邪魔じゃないですか?」

「じゃねーよ」



 ちょこんという感じで、絢斗の足の間に座った璃祢だが、なぜここに座らされたかがわかってないようだった。首をかしげながらも、素直に従っている。さらにそのわきにメニューを持った翔も加わる。


「璃祢はソーダフロート?」

「はい、おねがいします」

「あ、俺も」

「つか、璃祢はこっち来い」

「ざけんな、早く注文して来い」

「喧嘩はだめです」


 渋々翔は飲み物を沈黙していた隆平にパシらせると、横の一人がけソファに腰掛けた。大体その場所が翔の定位置でもある。

 その間に、絢斗は璃祢の首元に顔をうずめている。きれいな髪が首元をかすめて、璃祢にとってはとてもこそばゆい。しかも腹の前で手を組んでしっかり抱きしめられているので、逃れることもできない。


「でもさ、総長が復帰?してよかったよね。最近明星みょうじょう学園の奴らがしつこくなってきてたし」

「そうそう、けっこーあいつらマジウザ。ほい、二人のソーダフロート」

「ありがとうございます」

「氷入れんなッつってんだろ、あほ」

「ぎゃふ!?ひっでー、俺が作ったんじゃねーしぃ!!璃祢ちゃんは何の文句も言わないのに!俺様暴君反対――――!!」

「うぜぇ、蓮かたずけろ」

「了解でっす」

「ぎゃ――――!!!!!!」


 本日二度目の鉄槌を隆平が食らったが、すでに日常茶飯事になっている不良たちはなんのリアクションもしない。


「明星のトップが喧嘩好きだからな。あいつら最近性質悪いし」

「俺この前、駅前の路地でカツあげしてんの見たっすよ!!」

「奏、素通りしたの?」

「え、ぼっこぼこにしてやったっすけど?」


 ここに居る璃祢以外の高校生は、すべて不良であることを忘れてはいけない。たとえとても好印象な笑顔を浮かべていてもである。


「お前ら、明星トップに突っかかるなよ。あ、翔は別」

「おいおい、俺だってやべーよ?本気ださねーと」

「出しゃいいだろ。それ以外の雑魚は好きにしろ。負けたら俺がさらにぼこってやるけどな」

「ぼこぼこに負けて、さらにぼこられるとかやば。まじやべーじゃん、逆にウケルわ」

「チャラ男が一番その可能性ありじゃん」

「俺だって喧嘩強いんだけど?」

「んじゃ、トップ行って来いよ」

「ちょ、それ死亡フラグ立ってる!!」


 チャラ男もとい隆平が一人騒いでいるのを横目に絢斗は、ちうちうとフロートを飲んでいる璃祢に視線を落とした。


「お前は翔か俺の傍に居ろ」

「それもやばい気がするぞ。璃祢はとりあえず逃げろ」

「そうだな。翔があいつとやってる間に、俺が抱えて逃げるか」

「俺が普通抱えて逃げるんじゃね?トップ同士喧嘩しろ!」

「あぁ?何言ってんだ?」

「とりあえず、喧嘩しないという選択はないんですね」


 璃祢のつぶやきは、その頭上で口論する不良二人には聞こえてはいないようだった。



蓮と未咲の書きわけが難しいですね。


キャラ多くなってきたので登場人物紹介を載せたいと思います。

一番最初に割り込みさせるので、載せたらお知らせします。


まぁ、まだ登場してないやつがいるので随時登場次第、更新させます。

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