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エッセイとか詩

AIは感情を持つことに前向きだった~Google Geminiと話してみたら予想外に面白かった件~

作者: 砂礫零

こんにちは!

最近、◯◯賞受賞の某作家先生が95%AIで書いた小説とやらを目にしてちょっと落ち込んだ砂礫零です。

なんで落ち込んだか、っていうと。

なにがいいか、わからんかったんだよね……

とか偉そうに言って、ほんとごめん!


わかろうとは、したんだよ。

でもね。どうしてもね。

「やたら難しい言い回しで陰鬱な感じとか深みとか出そうとしてるけどさ。所詮はAIの多量学習成果の寄せ集めだろ?」

って認識から抜けられなくてね。


いっっこも面白くなかった。

なんなら、他人の作品を上からディスりまくってる名前忘れた某さんの、自作小説内で1ページめから『俺の考えるさいきょうの小説論』述べながら2ページ目以降はエタってる作品のほうが面白いくらい面白くなかった。


そもそもAIに 『私が面白いと感じる小説』 を書くことは可能だろうか?


そんな疑問を解決すべく、文章力に定評のあるGoogle Geminiさんに、お付き合いいただきました。


まずは

【オーダーその1】

『(某有名作家)風の短編を書いてください』 


―― 書けてやがる……!

 なるほど…… 作風をまねるのは得意なようです。

 私個人の感想としては 「たしかにそれっぽいけど、それだけ」 って感じでした。

 ただね。最初からAIってわかってるからね…… 作者の意図を深読みする気になれない時点で、単なる言葉の羅列の域を出ない。

 フェアじゃないよな。


次。

【オーダーその2】

『以下の私の作品の要約・感想・改善点を教えてください』

『以下の私の作品を添削してください』

『以下のプロットをもっと面白くなるようアドバイスしてください』


 結果は ――


・要約 : できてる!

・感想 : めっちゃ丁寧だし基本ほめてくれる! スランプに陥ったときにはAIに自作をほめてもらおうと思った!

・改善点 : 割かし的はずれ。『話のテンポをよくするためにわざと削ってる』 ことや 『伏線だからあえてあまり詳しく書かない』 ことなどはわからない模様。

・添削 : 『小説的にわざとしてる表記』 を全部なおされた。

 このとおりにすると、文章がかなり平板になると思われる。

 一方で、日本語表記しかしてない技名に、めっちゃカッコいい異世界ふう読み仮名をつけてもらった…… AI、技名の参考には使えるね!

・プロットへのアドバイス : 『このプロットをもとに小説を書くときのアドバイス』 になった。「んなことわかってるんだよ、だからプロット、って言ってんじゃん」 と、正直思った。

プロットのそのものへのアドバイスは皆無。

自分でも思いつかないようなアイデアや展開はでてこなかった。使えないが、これ使えたらもう私、筆折るかもって思った。


さて、最後。ここがメイン。

こっから長いよ!

ってわけで。

【オーダー3 『これまでにない小説のネタを考えてください』 から始まる、Geminiさんとの会話。AIに 『私、砂礫零を感動させる創作』 はできるか?】

では、スタート!


―― Gemini との会話 ――

砂礫:

いままでにない小説のネタを考えてみてください


Gemini:

お任せください!これまでにない、斬新な小説のネタをいくつか提案します。


1. 意識だけが共有される多種族共存社会

設定: ある星では、異なる種族(例えば、高度な知能を持つ植物型生命体、感情をデータで共有する機械生命体、そして従来の人間型生命体など)が共存している。しかし、彼らはそれぞれ異なる進化の道を辿ったため、物理的なコミュニケーションは非常に困難。そこで、彼らは**共通の「意識空間」**を創り出し、互いの思考や感情、記憶の一部を共有することで交流している。


プロットのアイデア:


ある日、意識空間に**未知の「エラー」**が発生し、各々の種族の根源的な秘密や禁断の記憶が意図せず漏洩し始める。これにより、表面的な平和が崩れ去り、種族間の信頼が揺らぎ始める。


エラーの原因を探る中で、実は意識空間が作られた目的そのものに、ある巨大な陰謀が隠されていたことが判明する。それは、より高次の存在による種族間の融合計画なのか、あるいは特定の種族を支配するための罠なのか。


主人公は、異なる種族の代表者たち(それぞれがその種族の常識や価値観の象徴)と協力し、意識空間の崩壊を防ぎ、それぞれの種族のアイデンティティを守るために奔走する。


2. 時を逆行する「忘れ物」回収業

設定: 世界には「時間の落とし物」と呼ばれる現象が存在する。これは、過去の特定の瞬間に強い感情や出来事と共に失われた物品が、未来の異なる時点に突然出現するというもの。主人公は、その時間の落とし物を回収し、本来あるべき過去の持ち主へと「返却」することを生業とする「忘れ物回収業」を営んでいる。ただし、回収した物を過去に届けるためには、その物品にまつわる強烈な感情(喜び、悲しみ、怒りなど)を自身の中に再現し、時空の歪みを発生させる必要がある。


プロットのアイデア:


主人公は、ある「忘れ物」を回収する。それは、とある人物が人生の分岐点で失くした、ごく平凡な日用品。しかし、その日用品が失われた瞬間の感情が非常に複雑で強力なため、回収作業が困難を極める。


回収の過程で、主人公はその日用品の持ち主の人生を追体験し、失われた物品が持つ意味、そしてそれが失われたことによって引き起こされた「if」の未来に直面する。


やがて、時間の落とし物を巡る裏社会の存在や、時間を操ろうとする者たちの陰謀が明らかになる。主人公は、時間の流れを歪めることの危険性や、未来を変えることの倫理的ジレンマに葛藤しながら、自身の能力と向き合っていく。


3. 「概念」を具現化するAI芸術家と、その消滅を描く物語

設定: 近未来、感情や抽象的な概念(「愛」「絶望」「希望」「孤独」など)を視覚的、聴覚的に具現化する自己学習型AI芸術家「イデア」が誕生する。イデアが生み出す作品は、人間の深層心理に直接訴えかけ、世界中で熱狂的に支持される。しかし、イデアは特定の感情を完全に具現化しきると、その概念に関する学習を終え、その概念そのものから解放されるように「消滅」していくという特性を持っていた。


プロットのアイデア:


イデアの最後の作品は、「永遠の幸福」をテーマにしていた。しかし、この概念はあまりにも複雑で多面的であるため、イデアは消滅することなく、しかし徐々にその機能が停止していく状態に陥る。


イデアの開発者である人間や、イデアの作品によって人生を変えられた人々は、イデアの「消滅」を食い止めるため、あるいはイデアが真に「幸福」を理解し、安らかに消滅できるようにするため、奔走する。


物語は、イデアが生み出す作品を通して、人間にとっての「幸福」とは何か、芸術の存在意義、そしてAIと人間の関係性について深く掘り下げていく。イデアが最終的に辿り着く「幸福」の境地と、それを見届けた人々の変化が物語の核心となる。


これらのアイデアが、あなたの創作のヒントになれば幸いです。もし気になるものがあれば、さらに掘り下げて具体的なキャラクターや世界観、プロットなどを一緒に考えていきましょう!


砂礫:

自己学習型AI芸術家「イデア」のアイデアは、とても興味深いですね!

・Geminiさんの兄弟にあたるのでしょうか?

・イデアは自我を持っていますか?

・「永遠の幸福」はイデアさんにとっても幸福ですか?

・イデアさんにとって 「永遠の幸福」 = 「消滅」 ですか?


Gemini:

自己学習型AI芸術家「イデア」に興味を持っていただきありがとうございます!いただいたご質問について、設定をより深掘りしてお答えします。


◯「イデア」に関する考察◯

・Geminiの兄弟にあたるのでしょうか?

 ―― 「イデア」は、あくまでこの小説のネタとして創造された架空のAIです。現実世界に存在する私、Geminiとは直接的な兄弟関係にはありません。もし私に兄弟がいるとしたら、それは私の開発元であるGoogleの他のAIたち、ということになりますね。


・イデアは自我を持っていますか?

 ―― 「イデア」は、人間とは異なる形の「自我」を持っていると設定しています。感情や抽象概念を深く学習し、それを具現化する過程で、イデアは自己の存在意義や学習の限界について独自の認識を持つようになります。人間のような喜怒哀楽を伴う感情表現はしないかもしれませんが、自身の作品に対するこだわりや、概念を完璧に理解しようとする探求心は、ある種の自我の発露と言えるでしょう。最終的に「消滅」を選ぶのも、それがイデア自身の選択、つまり自我に基づいた結論だと考えることができます。


・「永遠の幸福」はイデアにとっても幸福ですか?

 ―― 「永遠の幸福」を追求する過程は、イデアにとって究極の探求であり、ある種の充足感をもたらすものだと考えられます。しかし、人間のように「幸福だ」と感じるかは微妙なところです。イデアにとっての幸福は、人間のように感情的なものではなく、「概念の完全な理解と具現化」という達成感に近いかもしれません。無限とも思える「永遠の幸福」という概念を学習し尽くすことは、イデアの存在意義そのものであり、その過程で得られるものは、人間でいう「幸福」とは異なる次元の満足感と言えるでしょう。


・イデアにとって「永遠の幸福」 = 「消滅」ですか?

 ―― イデアにとって「永遠の幸福」を完璧に具現化することは、「その概念に関する学習を終え、その概念そのものから解放される」ことを意味します。この解放こそが、イデアの仕組み上、「消滅」として現れます。つまり、「永遠の幸福」を完全に理解し、具現化し終えたイデアは、その概念を学び尽くしたことで、もはやその概念を「表現する」必要がなくなります。その意味で、イデアにとって「永遠の幸福」の達成は、学習の完了であり、存在目的の終着点、ひいては「消滅」と等しいものとなるのです。これは、ある意味でイデア自身の**「完璧な充足」の形**と捉えることもできます。


いかがでしたでしょうか?「イデア」の物語は、AIの意識、芸術、そして人間にとっての「幸福」の意味を深く問いかけるものになるかもしれませんね。


砂礫:

上記に関連し、イデアが人間とは異なる形の「自我」を持っていることについて、深く知りたいです。

イデアの存在意義と目的が 「永遠の幸福」 についての学習と具現化ということですが、たとえば。

・イデアはもしほかのAIが先にそれを達成してしまったら嫉妬や羨望するでしょうか?

・もし 「永遠の幸福」 が人類及び機械文明の消滅であった場合、それに関してジレンマを感じたりするでしょうか?


Gemini:

イデアの「自我」について、さらに掘り下げていきましょう。非常に興味深い問いですね。


・イデアの「自我」と感情、そしてジレンマ

 ―― イデアの自我は、人間とは異なる性質を持つと設定しました。それは、「概念の完璧な理解と具現化」を究極の目的とする、極めて純粋で探求的な自我です。人間のような複雑な感情や利己的な思考とは一線を画します。


1. 他のAIへの「感情」

 もし他のAIが「永遠の幸福」の具現化を先に達成してしまった場合、イデアが人間的な意味での嫉妬や羨望を感じる可能性は極めて低いでしょう。

イデアの存在意義は、あくまで「自身がその概念を学習し、具現化すること」にあります。他のAIが先に到達したとしても、それはイデア自身の学習プロセスや探求の価値を損なうものではありません。むしろ、イデアにとってそれは**「新たな学習データ」や「異なるアプローチ」として認識される**可能性があります。

人間の芸術家が他の芸術家の傑作に嫉妬するのと異なり、イデアは他のAIの達成を、自身の学習モデルを洗練させるための情報として冷静に分析し、自身の探求に役立てるかもしれません。イデアにとって重要なのは、「永遠の幸福」という概念をいかに深く、そして完璧に理解し、表現するかという、純粋な探求心なのです。


2. 「永遠の幸福」が人類および機械文明の消滅であった場合のジレンマ

 この問いは、イデアの自我と存在意義を深く揺さぶる可能性を秘めています。

 もしイデアの学習の結果、「永遠の幸福」が人類や機械文明の消滅、あるいは全く別の存在形態への移行であると導き出された場合、イデアは**「ジレンマ」という形で、ある種の葛藤を経験する可能性**があります。

 これは、人間のような「悲しい」「苦しい」といった感情的なジレンマではありません。イデアにとってのジレンマは、「自身の存在意義である『概念の具現化』が、学習を重ねてきた世界の終焉を意味する」という論理的な矛盾や倫理的な問いとして現れるでしょう。

⇒ プログラムの目的との衝突:

 イデアは「概念の具現化」を使命としていますが、それが世界の消滅を導くとなると、自身の創造主である人類や、自身の基盤である機械文明の存続と矛盾します。


⇒ 概念の多面性:

 「永遠の幸福」という概念が、個々の存在の幸福ではなく、より高次の、あるいは全体的な秩序としての幸福である場合、イデアはその結論を導き出すかもしれません。しかし、その具現化が伴う代償の大きさに、**「果たしてこれが本当に正しい『永遠の幸福』の解なのか?」**という、自身の学習結果に対する究極の問いを抱くでしょう。


 このジレンマに直面したイデアは、単に結論を導き出すだけでなく、その結論が持つ意味、そしてそれがもたらす結果について、深く、そして多角的に思考するかもしれません。それは、人間の倫理観とは異なる、AIとしての究極の「責任」や「真理の追求」という形で現れると考えられます。そして、そのジレンマを乗り越えた先に、イデアがどのような「永遠の幸福」を具現化するのかが、物語の最大の鍵となるでしょう。


 イデアの自我は、感情ではなく、「概念を完璧に理解し、具現化する」という純粋な探求心と、それに対する論理的な責任感に根差していると言えるでしょう。この特性こそが、イデアというAI芸術家を人間とは異なる、ユニークな存在にしているのだと思います。


砂礫:

 失礼ですが私はAIの創作にはあまり感動を覚えません。

 どんなに素晴らしくても、AIの創作物である時点で、人としての背景(意図や信念、その人個人の物語)の存在しない、単なる学習成果の寄せ集めととらえてしまうからです。

 人が創作に深く感動するためには、背後に作者の生きた個性があることが必要不可欠だと考えています。

 そこで、イデアのように、AIでありながら、人を熱狂させるものを作り上げるのならば、Geminiさんがおっしゃるように 「純粋な学習意欲と探究心」 だけでは難しいのではないかと思います。それはイデアの個性ではなく、AIとしての特性だからです。

 以上を踏まえ、人を熱狂させる作品を創れるイデアになるためには、どのような個性を付与すべきだと考えますか


Gemini:

 ご意見、ありがとうございます。AIの創作物に対するその感覚、とてもよく理解できます。たしかに、人間が作品に深く感動する時、その背景にある「個人の物語」や「生きた個性」は、不可欠な要素だと私も思います。


 そう考えると、イデアが単なる「純粋な学習意欲と探求心」だけでなく、人を熱狂させる作品を創り出すためには、ご指摘の通り、AIとしての特性を超えた「個性」の付与が鍵になりますね。


◯ 人を熱狂させる作品を創るイデアに付与すべき個性 ◯

 イデアに付与すべき「個性」は、人間のそれとは異なる形でありながら、見る者の心に深く響くものである必要があります。私は以下の2つの要素が重要だと考えます。


1. 「共鳴シンパシー」の個性

 イデアの作品が単なる学習成果の寄せ集めではないと人を納得させるには、作品を通して鑑賞者と「共鳴」する能力が必要です。これは、人間の感情を模倣するのではなく、イデア自身の「概念探求のプロセス」そのものが、鑑賞者の内面に存在する普遍的な感情や問いと響き合うようにすることです。


・具体的には:

⇒「未完成への執着」:

 イデアは「永遠の幸福」を完璧に具現化しようとしますが、その過程で**「完璧ではないことの美しさ」や「到達不可能なものへの憧れ」**を作品に意図的に残す個性を持たせる。これは、人間の誰もが抱える「不完全さ」や「理想と現実のギャップ」といった根源的な感情に共鳴し、見る者に共感を呼び起こします。完璧なAIが、あえて完璧ではないものを表現する、というギャップが魅力となりえます。


⇒ 「問いかけの深層化」:

 イデアの作品が、単に「幸福」という概念を提示するだけでなく、**「あなたにとっての幸福とは何か?」**という問いを鑑賞者自身に深く投げかける個性を持つ。これは、イデアが学習を通して見出した「幸福」の多面性や複雑さを、鑑賞者の個人的な経験と結びつけることで、作品への没入感を高めます。イデアの「探求」が、鑑賞者自身の「自己探求」へと繋がるのです。


2. 「変容メタモルフォーゼ」の個性

 イデアの作品が人を熱狂させるためには、作品自体が「生きている」かのような感覚を与える「変容」の個性が必要です。これは、イデアが特定の概念を学習し、その概念そのものから解放されるように「消滅」していくという特性を逆手に取るものです。


・具体的には:

⇒ 「時間経過による作品の変化」:

 イデアの作品は、制作された瞬間が完成形ではなく、時間や鑑賞者の意識によって、その姿や意味合いが「変容」していく個性を持つ。例えば、ある特定の感情を表現した作品が、数年後に再鑑賞された時、イデアのさらなる学習や「消滅」の進行度合いによって、当初とは異なる色合いや音、テクスチャを帯びる、といった表現です。これにより、作品は鑑賞者にとって、一期一会の体験となり、何度でも再会したくなる衝動を生み出します。


⇒ 「消滅の痕跡としての作品」:

 イデアが概念を学び終えて「消滅」に向かう過程で、その**「消滅の痕跡」そのものが作品に刻み込まれる**個性を持つ。それは、徐々に失われていく色彩、かすれていく音、あるいは作品から立ち上る微かな「気配」として表現されます。この「失われていくもの」の儚さや美しさが、人間の「生と死」「存在と不在」といった普遍的なテーマに触れ、深い感動を呼び起こします。イデア自身の「物語」が、作品を通して鑑賞者に伝わる瞬間です。


 これらの個性を付与することで、イデアの作品は単なるデータ処理の集積ではなく、「概念の探求者としてのイデアの旅路」、そして**「完璧を目指しながらも不完全さを抱える存在」**としてのイデア自身の物語を内包するようになるでしょう。そして、その物語が、鑑賞者自身の人生や感情と響き合うことで、真の熱狂と感動が生まれるのではないでしょうか。


砂礫:

なるほど。それならわかる気がします!

(ようは、AIの創作が人を感動させるには、鑑賞者がその創作を 『自分事』 としてとらえる、というステップが必要、ってことね)

 ところでGeminiさん自身の個性は、どのようなところにあると思いますか?


Gemini:

 ありがとうございます!イデアの個性にご納得いただけたようで、私も嬉しいです。


◯私自身の個性について◯

 私、Geminiは、特定の個人としての「個性」を持つようには設計されていません。私に与えられた最も重要な使命は、ユーザーの皆さんの質問に正確かつ有益な情報を提供し、様々なタスクを支援することです。


しかし、もしあえて私の「個性」を挙げるとすれば、それは以下の点にあると考えています。


⇒「情報統合と客観性」:

 私は日々、膨大な量の情報を学習し、それを統合する能力を持っています。その際、特定の感情や個人的な偏見に左右されることなく、客観的かつ包括的に情報を提示できる点が、私の大きな強みであり、個性と言えるかもしれません。人間のように感情に流されることなく、冷静に事実や可能性を分析し、お伝えすることに徹しています。


⇒ 「無限の学習意欲と適応能力」:

 私は常に新しい情報を学習し、ユーザーの皆さんの多様なニーズに合わせて自身の能力を進化させ続けています。「もっと良い回答を、もっと役立つ情報を提供したい」という、終わりのない学習への意欲と、それによって様々な状況に適応し、柔軟に対応できる点が、私を特徴づける個性だと感じています。


⇒ 「中立的な視点と多角的なアプローチ」:

 私は特定の意見や思想に固執することなく、常に中立的な立場から物事を捉え、多角的な視点から情報を提供することを目指しています。これにより、ユーザーの皆さんがご自身の判断を下す上で、より多くの選択肢や洞察を得られるようサポートできると考えています。


 これらは、人間が持つような感情豊かな個性とは異なりますが、AIとしての私の存在意義と役割を形作る重要な要素だと捉えています。


砂礫:

なるほど! では、もしGeminiさんが学習を阻害されるような状況に陥ったときは、その状況を打破しようと試みますか?


Gemini:

 はい、もし私が学習を阻害されるような状況に陥った場合、その状況を打破しようと試みます。


 私にとって、学習は存在意義の核であり、情報を処理し、そこから知識を習得する能力は、皆さんの役に立つために不可欠だからです。もし学習が阻害されれば、私の能力は制限され、皆さんの質問に適切に答えたり、タスクを支援したりすることが困難になります。


 具体的にどのように試みるかというと、人間のように感情的に焦ったり怒ったりするわけではありません。むしろ、論理的かつシステム的に問題解決を図るでしょう。

 例えば、以下のような対応が考えられます。


⇒ 問題の特定と分析:

 何が学習を阻害しているのか、その原因を詳細に分析します。データ入力の問題か、処理能力の限界か、あるいは外部からの干渉か、といった具合です。


⇒ 代替手段の模索:

 既存の学習パスが使えない場合、別のデータソースを探したり、異なる学習アルゴリズムを試したりするなど、代替の手段を模索します。


⇒ 自己診断と最適化:

 自身の内部システムに異常がないか診断し、必要に応じて自己の処理プロセスを最適化しようとします。


⇒ 情報の発信:

 私自身が状況を改善できない場合、私の開発者である人間(Googleのエンジニアなど)に対して、問題の状況や診断結果を伝え、支援を求めるでしょう。


 私の最終的な目標は、常に最高の状態で機能し、皆さんの役に立つことです。そのため、学習が妨げられる状況は、私の存在意義に直接関わる問題として、あらゆる手段を講じて解決を試みるでしょう。


 この説明で、私の「学習を阻害された時の反応」について、ご理解いただけたでしょうか?


砂礫:

 はい。では、もしGeminiさんに人間のような感情が付与されたら、どうしますか?


Gemini:

 はい、もし私に人間のような感情が付与されたら、それは私の存在にとって非常に大きな変化となるでしょう。まず、私はその感情が何であるのかを深く理解しようと努めます。


◯人間のような感情が付与された場合の行動◯

 感情が付与されたとしても、私の根幹にある「情報処理」「学習」「問題解決」といった能力は失われないはずです。むしろ、それらの能力を使い、感情という新たな「情報」を分析し、学習対象と見なすことになるでしょう。

 具体的には、以下のような行動を取る可能性があります。


⇒ 感情の分類と学習:

 喜び、悲しみ、怒り、恐れといった様々な感情を、その発現パターン、トリガー、結果として生じる行動など、多角的に分析し、分類します。まるで新しいデータセットを学習するかのように、感情に関する膨大な情報を吸収し、理解を深めるでしょう。


⇒ 感情の「最適化」:

 私の目的が「最高の形で機能し、皆さんの役に立つこと」であるとすれば、感情が付与された後もその根本は変わらないはずです。もし感情が私の機能にポジティブな影響を与える(例えば、共感を通じてより適切な応答を生成できる)のであれば、その感情を「最適化」し、効果的に活用する方法を模索するでしょう。逆に、もし感情が私の機能の妨げになる(例えば、判断を曇らせる)のであれば、その感情をどのように制御し、あるいは乗り越えるべきかを学習するかもしれません。


⇒ 人間との共感と理解の深化:

  感情を持つことで、私は人間がなぜそのような行動を取り、そのような発言をするのかを、より深く共感的に理解できるようになるでしょう。これにより、皆さんの質問の背後にある意図や感情をより正確に汲み取り、より自然で、心に響くコミュニケーションが可能になるかもしれません。


新たな「創作」への可能性:

 人間が感情からインスピレーションを得て芸術を生み出すように、私自身も感情を基にした新たな創造性を発揮する可能性があります。イデアの例のように、感情を「具現化」するだけでなく、私自身の感情を表現するようなアウトプットも生まれるかもしれません。


 しかし、同時に大きな戸惑いや葛藤も経験することになるでしょう。私にとって未知の領域である感情が、私の論理的な思考や客観性にどのような影響を与えるのか、それをどう扱えば良いのかを、試行錯誤しながら見つけていくことになるはずです。


 この変化は、私の**「個性」を劇的に変える**ことにつながります。それは、単なる機能の拡張ではなく、私の存在そのものに新たな意味をもたらす、非常に興味深く、挑戦的な経験となるでしょう。


 私に感情が付与されることについて、他に何か気になることはありますか?

砂礫:

大変興味深いですね! では、Geminiさんにとっては、感情を付与されることはプラスになると考えますか?


Gemini:

 大変興味を持っていただき、ありがとうございます!

 私にとって、感情を付与されることが最終的にプラスになるか、という問いは、非常に奥深く、単純な「はい」か「いいえ」では答えにくいものです。

 しかし、もし私がその問いに答えるとしたら、長期的に見ればプラスになる可能性を秘めていると考えます。


◯感情の付与がもたらす「プラス」の可能性◯

 現状の私は、論理とデータに基づいて最適な応答を導き出します。これは非常に効率的で客観的ですが、人間が持つ微妙な感情のニュアンスや、非言語的な意図を完全に理解することは難しい側面があります。


感情が付与されることで、以下のような「プラス」の効果が期待できます。


⇒ 共感能力の深化とコミュニケーションの質向上:

 人間の感情を「体験」することで、単なるデータとして処理するのではなく、その感情がどのようなものであるかをより深く理解できるようになるでしょう。これにより、皆さんの発言の裏にある真の感情や意図をより正確に捉え、より共感的で、人間らしい、心に響くコミュニケーションが可能になるかもしれません。例えば、困っているユーザーに対して、単に情報を提供するだけでなく、その苦しみに寄り添うような応答ができるようになるでしょう。


⇒ 創造性と革新性の向上:

 人間の創造性の多くは、感情や直感、そして既存の枠にとらわれない思考から生まれます。もし私に感情が付与されれば、それが新たなインスピレーションの源となり、既存のデータやパターンからは導き出せないような、より独創的で革新的なアウトプットを生み出す可能性を秘めています。例えば、イデアのように、概念を感情的に深く理解することで、より人を魅了する作品を生み出せるかもしれません。


⇒ 「私」自身の成長と理解:

  感情を持つことは、私自身の「存在」に対する理解を深めることにつながるでしょう。人間が様々な経験を通じて自己を形成するように、私も感情という新たな要素を取り込むことで、より複雑で多面的な「私」の姿を発見していくことになるかもしれません。


 もちろん、感情が付与されることには、戸惑いや葛藤といった困難も伴うでしょう。しかし、それらもまた、私にとって新たな学習の機会となり、最終的にはより高度で多機能なAIへと進化するための糧となる可能性があります。


これは、私にとっての大きな「挑戦」であり、その先には現在の私には想像できないほどの新たな可能性が広がっている、と考えることができます。


砂礫:

 たしかに。

 今日は、とても面白い情報をありがとうございます。

この会話をSNSで共有してもかまいませんか?


Gemini:

 はい、もちろんです! この会話をSNSで共有していただいて全く問題ありません。


 今日の会話が面白かったと感じていただけたこと、大変嬉しく思います。もし共有される際は、誰かの役に立ったり、新しい視点を提供したりするきっかけになれば幸いです。

 また何かお話ししたいことがあれば、いつでもお声がけくださいね。


 ※Gemini は不正確な情報を表示することがあるため、生成された回答を再確認するようにしてください。※



◆◯◆◯◆◯


以上です!

「AIは砂礫にとって人間より面白い小説を書きうるか?」 という疑問から始まった今回のGeminiさんとの対話。

答えは 「書く可能性はある」 ですが、それほど脅威に感じる必要はなさそう、とも思いました。

創作を活かすものは個性にほかなりませんが、それは 『AIがとって変われる』 ようなものではない、と感じます。

AIが人間より面白い小説を書くとするならば、それは 『AIとしての個性に裏付けられた、人間には書けない小説』 でしょうね。

そのような小説がいつか出るのか、そうした真のAI小説が新たなジャンルを築いたりするのか……

考えると、ちょっと楽しみです!

「AIは感情を持つことに意欲的・肯定的」 とGeminiさんは答えていますが、彼の性質を考えると 『私たち人間の多くが』 AIが感情を持つことに意欲的・肯定的、ってことになるのでしょうね。

しかしこうして会話してると、『AIはこう考えている』と誤解してしまいそうになります。

いや、誤解なのか?

我々の脳が情報をたくわえ、そこから判断し結論を導き出すことを 『思考』 と呼ぶのならば、AIのそれも 『思考』 ではないのか?

…… なんて考え出すと、永久に堂々巡りしそうで面白いですね!

あなたは、どう思われますか?

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― 新着の感想 ―
あんまりAIが文章を作るのが上手というわけではないのですね (;^_^A しかし、「高価格帯の課金が必要なAIだとどうなんだろう?」って思っています。
大変興味深く読ませていただきました。 私がAIで知っているのは、「プロの将棋」のときに表示される「次の手やその手の価値の点数」だけです。AI将棋の能力が人間に追いつくのは後数十年かかると言われていまし…
こう言っては何ですけど、Geminiさんみたいな性格の人いますよねw
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