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第四話 スキル系統と呪文の関係

 吹き飛ばしたPKから大量のEPを獲得したので入手予定だった拳と召喚スキルを手に入れた。

 拳スキルからは《グナダァス》。召喚スキルは自由に作れたので作り上げて《ソサン》という呪文が出来上がった。


 《ケサン》は剣を召喚する呪文だったので《スラシァ》の威力問題が解決した。

 《グナダァス》はどんな形でも相手に拳で攻撃することに対して威力を引き上げるという呪文だった。


 それとスキル取得で腕力が上昇したみたいだね。

 おかげで爆発の跡地が片付けやすくなったね。


 ちなみにスキル配置は5が拳で6が召喚だ。

 召喚はメインスキルにするつもりだしね。

 まあ、召喚の単体使用の呪文は何かしらの魔物と契約しないことには始まらないだろうから今は剣の召喚だけしか出来ないだろうけどね。

 でも、剣だけとはいえ召喚できることは予想してなかったから嬉しい誤算ではあるかな。


 後は4に足のスキルを加えれば自分の初期のスキル構成としては完成かな。

 まあ、足のスキルよりも先に操作のスキルを手に入れるかもだけどね。

 あれは本気でやっかいだったし獲得して鍛えれば良い感じになりそうだ。

 召喚したものを操作する呪文なんかも作れそうだしね。

 となると6に繋がらない10を除いた三つの枠のうちどれに入れる買って事になるけど・・・・・・これは追々考えればいいかな。


 にしてもあのPK見て思ったけど私って完全に出遅れてるよね。

 あんなとんでもない爆発が起きなかったら普通に負けてたよ。

 《ブイフト》と《レイフト》の融合はもう少し鍛えてからにした方が良いかもね。


 さて・・・・・・と、とりあえず今日の所はここで切り上げかな。

 まだ爆破した跡地の片付けは済んでないけどついでに建物の基礎も作りたいし、そのためにも木材を加工しないとね。


 と言うわけで本の内側に帰還しよう。

 念じると本の内側に取り込まれて、このゲームを始めたときに見た空間へと到着する。

 いろんな物が雑多に置かれてて完全に雰囲気が変わってるけどね。


「おかえり。どうだった? 楽しかった?」


 帰ってきて早々ソニスが話しかけてきた。

 なんか意味深な顔をしてるけどどうしたんだろうか?

 楽しかったかと言われたら・・・・・・


「楽しいよ。普段は感じることの出来ない感覚を忠実に再現したゲームだもん。ちょっとPKに絡まれたけどそれで辞めるようならとっくにVRMMO何て辞めてるよ」


 ゲームなんだから楽しまないとね。

 一か八かの賭けには出たけど負けても次は絶対に倒してやると思うだけだしね。


「初日からPK!? なんかこっちでも色々あったけど、ホムラも色々ととんでもないことになってるみたいだね」


 その言い方だとソニスも妙なことがあったみたいな言い方だね。

 そういえばここに私が居ない間は一体何をしてるんだろう。

 少なくとも何かあったのは確実かな。

 とはいえ聞いておかないといけないことが出来た。


「ところで、ソニスって私がここに居ない間は何処に行ってたの?」


「何処にも行ってないよ。・・・・・・完全に失言したね。情報保護が外されてるからだろうけど・・・・・・うん、とりあえず詮索はしないで欲しいかな」


 なんか凄い苦い表情で詮索しないで欲しいと言われたね。

 情報保護とか外されたとか言ってるから多分知られたくない情報も今は私に漏らしてしまうとかそんな感じなのかな?

 なんで情報保護というのが外されたのかというのと外されても隠したいと思う理由は分からないけどとりあえず詮索はしない方が良いよね。


「まあ、今回はたまたま見逃しちゃったけど普段は外部の状況とかは見てるからね。って、よく見たらスキル二つも増えてる!? そんなに多くのPKが・・・・・・倒したのは一人ってこれだけで二つってどれだけ強かったの!?」


 なんか情報確認し出したのか一人で盛大にツッコミ始めた。

 流石に一人倒しただけでスキルが二つも手に入るのは異常みたいだね。

 それだけ実力差が激しかったんだろうけどね。


「にしても召喚スキルがメインスキルね・・・・・・結構修羅の道だよ。扱いやすい属性型がいいと思うんだけどね。しかも現象型スキルの中でもトップクラスに扱いづらい召喚だしね・・・・・・・まあ今更変更は効かないから上手いこと扱いやすい魔物を見つけるしか無いよね」


 現象系に属性系?

 もしかして・・・・・・


「スキルに種別とかあるの?」


「まああるよたとえば・・・・・・」



武装型

 剣、槍の武器からはじまり石、針、拳にいたるまで特定の形の物体を強化して攻撃に使う呪文があるのがこの系統


属性型

 火、水、土、風という四大属性から始まり雷、光、闇などの属性を扱うのがこの系統


現象型

 召喚、操作、強化など上記二つの呪文を補佐し強化する呪文が多いのがこの系統、操作など単体で使えない物もあるが呪文の接続には必須とも言える系統



 つまり私の剣と拳スキルは武装型、火と光は属性型、召喚が現象が立って事ね。

 呪文の接続には必須とも言える系統ってどういうことだろうか?


「武装型と属性型は同系統が二つあるとかみ合わない場合が多いんだよね。ホムラの持つ火と光の相性は良いから組み合わせられるけど大抵は組み合わせるのは難しいんだよね。でもホムラの拳と剣を組み合わせるのはほぼ不可能に近いんだ。組み合わせれてもかなり限定的な用途になるだろうね。でも現象型は現象型同士で組み合わせるのが極めて楽なんだ。特に組み合わせやすいと言われているのが強化だったりするよ。後は何となく分かるんじゃ無いかな?」


 組み合わせの悪さが基本的に少ないからかなり扱いやすいんだね。

 言われてみれば強化を組み合わせるのは楽そうだね。

 何なら今持ってる全ての呪文で組み合わせたとしても問題ない気がするね。

 純粋に底上げする強化というシンプルなスキルだからこそ出来ることだろうね。


 これは8番目のスキルはこれで決まりかな。

 10と繋がるのは7、8、9の三つのみでシンプルにつなげられそうなのはこれだからね。

 7、9でも良いんだけどこれだと拳と足の片方だけ強化されるというアンバランスなことになるからね。

 スキルによる身体的な恒常強化はスキルの繋がりでも関係するみたいだしね。

 バランスが悪くなるのは致命的だし多少スキルと繋がらなくなってもここに配置するのが良さそうだね。


「よ~し、これでスキルの組み合わせは完璧かな。それじゃあ、手に入れた山菜で夕食といこうかな」


 大量の食用油とかその他諸々の素材を購入して山菜の天ぷらを作る。

 天つゆでおいしくいただこうかな。


「ソニスも食べる?」


「え、良いの? じゃあ遠慮無くいただくよ」


 そして作った天ぷらはかなりおいしく出来上がった。

 ほかのゲームと違って本当に食べた気がする。

 PSOの作った会社の前の作品のクラフトゲーよりも質が上がってるよ。


 あのゲームでは本当に色々と作れたからね・・・・・・

 このゲームでも色々と作りたいよね。

 国も図鑑も本も何もかもをプレイヤーの手で作れるなんてのはないからね。


 さて、明日の為にも食べ終わったら木材を加工しておかないとね。

 何を作るにしても外の建物は重要になるからね。

 それじゃあ、加工していこうかな。


ソニス「さて本日の呪文は《ブイフト》《レイフト》そして本編中には呪文名は出てきてない《ヒュフト》だ。前回の解説も合わせてみれば分かった人も居るかもね。

ブイフトのブイは火でフトは飛ばす。文字通り吹っ飛ばすと言うことだね。レイフトのレイは光でヒュフトのヒュは空気だよ。

フト系は基本的な属性型の最初の呪文だからね。

この三つ以外にも《リビフト》、《コリフト》、《サドフト》、《スイフト》、《クーヤフト》なんかがあるよ。それぞれ雷、氷、砂、水、闇と言う順番だね。

と言うわけで今回の解説はここまで。次回も見てね。

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