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予言
「この星、ナタリアは近いうちに滅亡する」
彼女はそう予言した。
彼女の名前はシフォン。
彼女は未来が見える。
見ようと思えばいつでも見られるらしい。
でもシフォンは未来は見たくないと言った。
理由は、
「私が未来を見たらその未来は決まってしまう」
と。
そして、もう1つ。
「未来は変わらない」
と。
でもある日、シフォンはこう言う。
「この星、ナタリアは近いうちに滅亡する」
なぜこの予言をしたか、俺は彼女に聞いた。
「夢で見た」
と答えた。もう少し詳しく聞く。
「どんな終わり方をする?」
「隕石が落ちてきて、謎の生命体によって滅亡する」
と答えた。
「それはいつ頃?」
「分からない。でも近いうちに。」
と答え、シフォンは眠った。