プロローグ
閲覧ありがとうございます
最後まで見てくれると嬉しいです。
「もう終わりだ。」
俺は自分の作った曲で人を幸せにしたかっただけだった。
俺はみんなで楽しく演奏をしたかった。
俺は天才なんてなりたくなかった。
俺は、、
「さよなら。俺の人生。」
そう言って俺はあるビルの屋上から飛び降りた。
「、、る、おき、」
聞き覚えのある声だ。
なんだ?俺死ねたよな。
「透起きなさい!」
目が覚めるとそこには母親が立っていた。
何度も見た顔だ間違えるはずはない。
でもなんで、
「なんで生きてるの?」
母さんは既に死んでるのに。いや、母さんだけじゃない。俺もだ。
「俺死んだはずじゃ、」
何が起こったのか理解出来なかった。ただ、嬉しくてたまらなかった。そして、涙が止まらなかった。
「ごめん、母さん。」
母さんには散々迷惑をかけてしまった。どんな事があっても唯一の味方だった。母さんだけは俺を信じてくれた。
「な、なに?どうしたの?」
母さん困惑していたけど俺は抱きしめたまま動かなかった。
その後、俺は何が起こったのか理解は出来なかったがひとつだけわかったことがある。
過去に戻っている。
そして、彼の頭に浮かんだことがある。
母さんの癌を早期に発見できれば、母さんを助けられるかもしれない。
それだけじゃない。
高校でのいじめ。大学では冤罪での退学処分。バンド仲間に裏切られ、死まで追いやられたこと。
既にわかっていればどうにかなるんじゃないのか?
きっとやり直せるはずだ。
今度は絶対失敗しない。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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