始まり。始まり。
「はーいこんにちは!あなた方の言うところの神様です。」
そんな感じで始まった異世界転移説明会。
まるっきり会議室の用な出で立ちの部屋に男性なのか女性なのかわからない顔をした人がパイプ椅子に、、、よくわからん。
「貴方には、異世界転移していただきます。ハイ。」
「そうですか、、、」
「ウンウンものわかりがいいですね。大切なことを説明しますね。申し遅れました。私は貴方の担当のサンタクルスです。」
、、、サンタクルス?、、、サンタクロース、、、マヂカ!
「わかりました、、、お願いします。」
「今神様達は大変退屈しています。なので、賭け事をすることにしました。」
「、、、はぁ?」
「こちらのガラス細工の入れ物のなかに、誰が一番早く感情の砂を満タンにできるかを競います。」
「そうですか、、、ってことは、他の神様もやるんです?」
「はい、その通りです。皆最初は、一番最低の身分と装備から初めて、他者の感情を集めてもらいます。」
「わかりました、、、取り敢えずよろしくお願いいたします。」
「あ、あと最低限、他の生物とのコミュニケーションはとれるようにしときますね。」
「ありがとうございます。あ、あとひとつ、僕に何のメリットがありますか?」
「メリットですか?う~ん、、、一番になると私の裁量の範囲で、ギフトをプレゼントしますよ!」
サンタクロースからのプレゼント、、、俺は良い子の様だ
「では、行ってらっしゃい。」