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第5話 宿屋の受付は少女だよね?/『祝福魔法』『栄養魔法』

初心者です。

1人でも多くの方に読んでいただけるとうれしいです。

若輩ものですがよろしくお願いします


【宿屋zzz】


 商業ギルドを出て、街中をウィンドウショッピングしたあと、宿屋にむかった。

 MAPにはzzzと表現されている。

 おやすみって感じだ笑笑


 異世界のお店、現代日本とは違う風景で興味深い印象を受けた。

 

 マッチ売りの少女ではないけど、お花売りの少女がいた。

 その少女は、8歳児くらいで、孤児院の子みたいだった。

 その子に話を聞いたところ、おこづかい稼ぎで、お花を売っているみたいだ。

 異世界小説ではよくある話である。



 その少女の売っていたお花を購入し、お金を払ったあと、祝福を与えた。

 なんとなく、創造スキルで祝福魔法を創造した。

 与えられた者は、ちょっとした祝福が訪れるという魔法だ。


【祝福魔法】

□説明

・与えられた者はちょっとした祝福が1日1回訪れる。

・心が清らかな者しか発動しない。


 


 


 少し潔癖の俺は、ウィンドウショッピングの際にも結界を自身に張り付けていたから直接触れることは無いのだが、超鑑定で確認しながら衣類品を触ったりした。


俺は、ふとウィンドウショッピングをしながら思ったことがある。

 勇越者通販で服を購入したが、今日着た分は、洗濯しないといけない。


 あっ、洗濯機の使い方分からない。

そもそも、電化製品、異世界じゃ使えなくない?


洗濯板を購入するとしようかなー。


まぁ、明日にでも調べてみよう。


 と思ったが、収納魔法改に収納したら、汚れ取れるじゃんっと結論に至った。


 まぁ、ミーシャさんの下着類は、毎回、収納魔法改に出し入れするのは恥ずかしいから、洗濯板を購入して、本人に洗濯してもらおうと思っている(笑)

 


☆☆☆☆☆☆☆


「こんばんはー」 

「こんばんはです」


 

 宿の扉を開けながら、俺とミーシャさんが宿屋に入る。

 

 受付のようなところに座っていた40代くらいのふくよかなおばさんと目があった。


 『少女じゃないんだねっ』


 と心の中でツッコミを入れた。


「いらっしゃい。泊まりかい?食事かい?」


「泊まりでお願いします。大丈夫ですか?」


「ああ。部屋は空いているよ。部屋は1部屋にするかい、2部屋にするかい??」


「2部屋でお願いします」


 俺はそう言ったのだが……。


「いえ、1部屋でお願いします。1部屋で大丈夫です」

 

 ミーシャさんは、


『2部屋借りるより1部屋借りたほうが安い』


 と言って1部屋ゴリ押しだった。


 まぁ、防犯上、俺の近くの方が安全だから。

 本人が良いのであれば良いよ。

 

「ご主人様の稼いだお金です。無駄使いはできません」


 両手を前にブンブンと動かしながら、

『無駄遣いだめっ』

と、言った感じをかもし出すミーシャさん。


 


「1人1泊2000money、飯は1食1000moneyさ。風呂はないがお湯とタオルは200moneyで貸出だ」


「じゃあ、食事無しで1泊しますので4000moneyですね。お湯とタオルは大丈夫です。いりません」


「はいよー。103号室を使ってくれ」


 

 鍵を受け取り部屋の前まで到着。


 ミーシャさんが103号室と書かれたプレートの掛かった部屋の扉を開ける。


 そんなに大きくはないが、ベッドが2つある。

 窓にはカーテンがあり、タンスにクローゼット、ミニテーブルがあった。


 



「今日はいろいろ大変でしたね。1日お疲れ様でした」

 

 とりあえず、ミーシャさんに労いの言葉をかける。

 女性には、定期的に優しくしないと、急に怒り始めたりするからね。

 女の子、女性こわい。 

 偏見とかではなくて統計上ね。

 男はおっぱいばかりみている、って女性が男に言うような感じの統計的なね。



「そうですね。かなり疲れました。本当に、ご主人様に出会えてよかったです」


『くぅ〜』


 前に座っているミーシャさんのお腹から可愛い音が鳴った。


 ヾ(。>﹏<。)ノ゛✧*。

 恥ずかしいのであろう顔を赤くするミーシャさん。



「お腹空いてないですか?」


「はい。空いてますが、食べなくても大丈夫です」


 ミーシャさんは遠慮しているのであろう。

 見るからに栄養が足りてなさそうな見た目。

 お腹空いてるはずだ。


 俺はさっそく、勇越者ショッピングにて、いちごジャムパンとみかん、レモンジュースを2人分購入した。


 ミーシャさんの体調について超鑑定したところ、ビタミン不足と出ていたからだ。

 

 エンジェルヒールで欠損は治るのに栄養不足は治らないんだねと不思議に思う。

 


「美味しい。美味しいです。このパン、すっごく柔らかくて美味しいです。甘いですっ。こんな柔らかいパンは貴族さまくらいしか食べれません」


 特にパンには驚いていた。



 そして、この世界は甘味が少ないのであろう。

 いちごジャムの甘さとみかんの甘さに顔がだらしなく幸せそうな顔をしていた。


 食べさせてあげて良かったなという気持ちになった。

 宿屋の料理を食べさせようかとも考えたのだが、多分宿屋の料理よりも、ビタミンを取るためには、この選択のほうが正しいかと思ったためだ。


 まぁ、宿屋の料理を食べて、ビタミン剤をミーシャさんに飲んでもらうって手もあるけどね。


 そうしなかったのは、純粋に俺が、潔癖症というのもある。

 せっかく地球の食べ物が食べれるのに、わざわざ異世界の食べ物を食べる必要もない。


 俺は挑戦しない男だ。

 竜の肉とかも抵抗ある。

 ネット小説知識だと美味いっていうのが定番だけど。


 潔癖って大変だよね。


 とりあえず、宿屋のベッドは、収納魔法に保管して、そのあと、勇越者通販にて、日本製のシングルベッドを購入して寝ようと思う。




★超鑑定改で分かったこと★


QUESTION①

・エンジェルヒールで、ミーシャさんの栄養状態まで改善されなかったのはなぜか?


ANSWER①

・異世界で栄養という概念が周知認知されていないため、回復魔法の技名一覧には載っていない。

・創造スキルで、技名を作成すれば栄養状態まで改善する魔法技作成可能。

・サステナンスヒールという栄養を回復する魔法を作成した。


QUESTION②

・何故お金があるはずなのに、安っぽい宿屋に泊まろうと考えたのか?


ANSWER②

・始まりの街はサント王国に1番近い街である為、王宮を出入りする貴族や金持ちなどが泊まるかもしれない宿屋は避けた。


QUESTION③

・潔癖の基準は?


ANSWER②

・接触することにより病気になりそうかどうか、気持ち悪いと思うものであるかどうか。

・ベッドを勇越者通販にて購入した理由は、なんとなく、不潔に感じた宿屋のベッドに挑戦する勇気が出なかった笑


お読みいただきありがとうございます。


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途中までお読みいただいて、面白くないなと感じられた方、70部前後でアクセス数が激減しているのを把握しています。 別VERも195部からIF章としてございます。 『IF章 勇越夢は旅人のようです』 こちらをお読みいただけると幸いです。 それでも、面白くなかった方、筆者の実力不足です、申し訳ありません!!!
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