第60話 スライムエリアじゃないですよ?スラムエリアですっ
誤字脱字、抜文、説明不足、言葉の使い間違いが目立つと思います。
読んで、楽しんでいただければ幸いです。
商業ギルドを出てから、下級層エリア(平民層エリア)に向かった。
そのエリアの中でも、低所得・世間のはみ出し者が住まうエリア、スラムエリアに足を運ぶことにした。
さて、どうしたものかな。
前回のセカドの街ではスラムエリアで偶然見つけたから、話しかけて、ジャムの家で雇ったんだけど。
スラムエリアは、一応家が並んでいる。
家といっても、家と呼べないボロ屋が多い。
家でない場合は、両端2箇所ずつに気を打ち付け、上に木の板をおいて上からの雨をしのいでいるだけの状態のものまであった。
この季節は寒そうだ。
案の定そこに居た物は震えていた。
俺は、そっとパンとお水、小銭程度のお金をおいた。
鑑定したところ、お年寄りのおばあさんは、犯罪者とでていたので、あまり優しくしないでおくことにした。
若かりし過去に結婚詐欺を働いていたようだ。
現状は、本末転倒ということだろう。
「お兄さん、お金を、少しで良いのでお金を恵んではいただけませんか?お薬を買いたいのです」
俺がいろいろと考えながらある程度歩いていると、ボロボロの家から少女が出てきた。
「んっ?お金がほしいのですか?分かりました大丈夫ですよ。金貨2枚で足りますか?2万になるはずですよ」
俺は、その少女に犯罪歴がないのを鑑定で確認してから、お金を渡した。
「ありがとうございます。ありがとうございます。こんな大金を頂いてありがとうございます」
少女は、しきりに、頭を下げると、
『薬を買いに行きます』
と告げて去って行った。
家族が病気なのだろうか?
さっきの様子だと俺を騙して、お金を取ったようには見えなかった。
少し気になるな。いや、とても気になる。
「ゆめくぅん。たすけにいくぅ」
隣にいる春ちゃんも気になっている様子。
「すみません。お邪魔しますね」
俺は少女が出てきた家に向かい中に入った。
「ごほっゴホッ。ど、ちら、さまです、か?」
たぶん、少女の母親であろう。
地べたに布を引いて横になっていた。
顔は病気ですと言っているように弱々しい印象を受ける。
多分、何日も食べれていないのであろう。
「あー。別に変な者ではないですよ?あなたを亡きものにしようとか、奴隷狩りしてお金を稼ごうとかではないです。お薬を買うというあなたの娘さん?にお金をあげたのでお薬の必要な方の状態を見てみようかなと思いまして」
俺は怖がっている少女の母親に説明した。
「大丈夫ぅ。わたしたちは悪いひとじゃないぅ」
こういうとき、身長148cm小柄な春ちゃんが側にいてくれると警戒心が薄れて助かる。
「すみません。お薬のお金を頂いて、ありがとうございます。本当にありがとうございます」
少女の母親は、ゴホゴホ言いながら頭を下げ俺にお礼を言う。
さて、病気の正体を確認してみますかね。
『超鑑定改』
名前:エリーナ
性別:女
年齢:29
種族:人間
レベル: 5
体力: F
魔力(量): E
魔攻撃力 : E
攻撃力:F
防御力: F
俊敏力:F
病気の状態︰胃腸炎・栄養失調・風邪、熱39℃。免疫力完全低下。危険な状態。このままでは。。。あと5分です。。至急回復魔法を使うことをおすすめします。エンジェルヒールを使わなくても大丈夫です。
この女性の名前は、エリーナさんというみたいだな。
スキル、魔法も1つも持っていないみたいだ。
この年で、何もないのは珍しいな。
若いなとは思ったが、29歳か。
あの少女は20歳以前に産んでそうだ。
「エリーナさん。私は、鑑定持ちでして、あなたの病状が分かります。エリーナさんの娘さんが薬を、持ってくるまでにあなたが保つ可能性を考えるとすぐに、治療をおすすめします。自分に回復魔法を使う許可を頂けますか??もちろん、タダで行なわせていただきます」
「お、ねが、いしま、す」
エリーナさんは頷く。
「クイーンヒール」
俺は魔法を唱えてから、お水とゼリー入りの栄養剤をエリーナさんに飲ました。
「ありがとうございます。少し楽になりました」
エリーナさんが起き上がろうとする。
「エリーナさん、身体が良くなったからと言って、すぐに起き上がらないほうが良いですよ?」
俺は手でエリーナさんを優しく制し、すりおろしりんごと、以前作って時間停止状態にて収納しておいた、たまごのお粥をエリーナさんの前に出す。
スプーンですくってエリーナさんは食べ始める。
ゆっくりと咀嚼している。
食べ終わり少し時間が経つと、エリーナさんの顔色もだいぶ良くなってきた。
「お母さん。お薬買ってきたよ。お母さん生きてるよね?あれっ??」
少女が母親をよほど心配していたことがわかる。
呼吸をゼェーゼェーと吐きながら帰ってきた。
「お帰りなさい。エリス。お薬買ってきてくれてありがとね」
エリーナさんは、少女の方を向くと、お礼を言って自分の方に手招きした。
「お母さん。顔色が良くなってるけど。元気そうにも見えるし、どうしたの?もしかして治ったの?え?どうして??どうしてなの??なんでーー?」
少女は、混乱しているのであろう。
質問が多い。
「こちらの方が、治してくださったの。エリスも知ってるでしょ?お薬のお金を頂いた方ですよ」
「そうなんだ。良かったよ。治って、お母さん、お母さん。お母さん。心配だったんだよ。私1人になっちゃうと思って。お母さん良くなったからといって、無理したらいけないから今日は動いたらだめだよ?安静にしててね」
それから、少女が俺の方を向く。
「お母さんを助けていただいてありがとうございます。私の名前はエリスと言います。先ほど、お薬のお金を頂いたものです。先ほども今回も母を治していただいたこともありがとうございます」
エリスちゃんはしきりに頭を下げてお礼を言う。
「エリスって名前なんですね。どういたしまして。それにしても、お薬買ってくるの早かったですね。エリーナさんの状態を見て、お薬待ってるのも危なかった為、自分が治しました。もちろん、お金は、いらないのでそこは安心してほしいです」
お金の心配をしそうだから、エリーナさんに聞かれる前に告げた。
「お薬のお金もいただいて、母を治してももらい、申し訳ないです。お金は、すみません。お金になる物を持っていなくて。えっ?お金もいらないのですか??あっ。だったらあれしかないですよね。もし良ければ、私の身体を差し出します。好きにしてください」
「んっ??大丈夫ですよ。エリスさんの身体が欲しくて治したわけじゃないですからね」
エリスさんは何か勘違いしているようだ。
「ほんとによろしいのですか?あっ、そうですよね。私の貧相な身体じゃ欲情しませんよね??すみません。どうやってお返ししましょう」
エリスさんが、困ったようにうつむく。
「うーん。じゃあ、自分が経営しているお店で働いてもらっても良いですか?雇用形態は、ひと月で7日休み、住む場所無料、食べ物無料で提供、こんな感じでどうですか?」
セカドの街にて、働く人募集をかけた際の紙を見せる。
「「はいっ、喜んで。ぜひ、お願いします」」
エリスさんもエリーナさんも直ぐに言葉を揃えて同意してくれた。
どうやら、スラムに住んでいるというだけでまともな職につくことが叶わなかったようだ。
雇用について伝えると、とても、嬉しそうであった。
俺は、2人に準備支度金として合計で12万money渡し、エリスさんの分の栄養剤と、少しの食べ物を置いてから家を出た。
エリスさんに、合計6人になるように仕事を探している人を探してもらい、エリーナさんの体調も良くなり次第、中級層エリアのフルーシュ店に来るように告げた。
部屋が狭くなっても大丈夫なら、9人までならOKと告げた。
狭いあの部屋でも、ベッドをもう1つ置くことはできるからな。
かなり狭くなるけど。。。
それにしても食べ物無料で提供すると言ったものの、詳しく聞いてこなかったが大丈夫なのかな?
変な物だすかもしれないのに。
いや、ちゃんとしたもの出すけどね?ほんとだよ?
どんな仕事内容かも聞いてこなかったし。
心配じゃないのかな?
信用されているのなら嬉しいけど。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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