第54話 勇者の柊雷 こゆきのお話 ♤ 5 ♤
誤字脱字、抜文、説明不足・言葉の選択間違いが目立つと思います。
読んで、楽しめて頂ければ幸いです。
「じゃあ、サンルーナちゃん脱いで」
私は、そう言ってサンルーナちゃんの洋服を脱がし始めます。
私は、サンルーナちゃんに敬語を使わなくて良いと言われたので、ため口で話しています。
「えっ、えっ、えっーーーーーあのー。優しくしてくださいねっ(ぽっ)」
サンルーナちゃんがあわあわと動いて驚きます。
そして、最後に優しくしてくださいねと聞こえたような聞こえなかったような。
言われなくても、優しく脱がしはしますけど。
確かに急に脱いでと言われたのですから驚くのは無理もありませんね。
私は、間髪入れず、脱がします。
そして、図書館に向かう際に衣装部屋に行き盗んでおいた洋服を裁縫術でサンルーナちゃんの大きさに合わせてから少しアレンジして着替えさせました。
「あっ、お着替えだったのですね」
サンルーナちゃんは少し、残念そうに聞いてきます。
着替えさせ終わると、サンルーナちゃんが足元に落ちている石を蹴りながら呟きます。
「そうだよ。私も今から直ぐに着替えるからちょっと待ってて」
サンルーナちゃんはコクンと頷きます。
「質問があるんだけど、マリンウルフの特性とかあるかな?夜目が良いとか」
私は、着替えながら聞きます。
「はいっ、マリンウルフは雷魔法が苦手で、泳ぐのが得意です、そして、参考にならないと思いますが、骨を自分の家に持ち帰る習性があります」
なるほど。なるほど。やっぱりそうですか。
犬に似ているから骨が好きなのかな。
そして、最後に1番重要なこと言ってたね。
私は、一人で納得した後に私とサンルーナちゃんの着てた洋服をとてもめちゃくちゃにマリンウルフの牙を使って破いて、マリンウルフの近くに捨てます。
これなら、マリンウルフに襲われて私とサンルーナちゃんが亡きものになったと考え、追手が来なくなる可能性が高まるはずです。
骨がない理由としては、マリンウルフが複数いて、他のマリンウルフが、骨を持ち帰ったのだと思ってくれることでしょう。
その後、私たちは次の街に進むことにしました
外はまだ夜中で真っ暗で危ないのですが、サント王国からの追手もとても危険です。
絶対に追手が来ないという確証はありませんからね。
少しでも距離を稼がないといけません。
森の中を歩いてちょうど道に出たところで、矢印の看板がありました。
【後20kmさき、始まりの街→】
よし、歩きましょう。
時速3kmで歩けば門扉の開く朝方には辿り着けるでしょうからね。
「サンルーナちゃん。始まりの街に行くよ。付いてきてね。後、私の事はこゆきって呼び捨てで呼んでいいよ。ヒイライって呼びにくいでしょ?」
私は、そう言ってサンルーナちゃんの手を握って歩きます。
私は、歩く際に光魔法を身体に纏わせることにより、時折モンスターが現れては逃げていきます。
どうやら、私の光魔法Cは単体のDランク以下のモンスターが近づいてこないようですね。
複数でなら近寄ってくるようです。
簡単に返り討ちにすることができましたが。
これなら、早めに着けそうです。
サンルーナちゃんが手を握っては緩めて握っては緩めてを続けます。
「どうしたの?おしっこ?」
私は、サンルーナに問います。
「あの、こゆきちゃん?とても言い難くて言うか迷ったのですが、始まりの街から離れていってます」
サンルーナちゃんが、目を泳がせながら、口に出します。
えっーーーーー。あちゃーーーー。
また、やってしまいましたね。
迷子。スキルに迷子術とかついてしまいそうですね。
私は、そう言って、ステータスを確認してみた。
称号に新しく加わっていた、【迷いし者】
迷いし者かー。
「サンルーナちゃん、いつから、真逆に歩いてた?」
私は、サンルーナちゃんの顔を覗き込んで問いかけます。
「矢印の→看板を見てからです」
えっ、やばいやつじゃん。
そこから、方向間違ってたら話にならないよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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