第34話 ミーシャのお話⑦
第23話のミーシャ視点です。
ミーシャです。
家を夢さまが買われて1日目です。
ホットケーキとプリンを食べました。
とても美味しかったです。
夢さまは物知りです。
私の知らないことをたくさん知っています。
すごいです。流石です。
その夜、お風呂に入り、夢さまのお部屋に行きました。
『トントン』
「勇越さま、今大丈夫ですか?」
私は部屋のドアをノックしました。
「はい。大丈夫ですよ。どうしましたか?」
夢さまは心配そうに聞いてくれます。
「一緒に寝ませんか?」
私は勇気を振り絞ってお願いしました。
「すみません。一緒には寝れないです。部屋は空いてますよね?」
断られてしまいました。ショックです。
「分かりました。夜分遅くにすみません」
私は、とぼとぼと自分の部屋に戻りました。
そして、朝になりました。
「おはようございます。みんな早いですね」
夢さまが起きて来られました。
今日は早いようです。
「「「おはようございます」」」
みんな既に起きて1階で待っています。
ご主人様より後に起きるなんて奴隷失格ですからね。
「あっ、立って待ってたんですね。明日からは、イスに座って待ってて大丈夫ですよ?うーん。座って待つようにしてください。お願いです」
夢さまは優しいです。奴隷にも気遣いを忘れません。
尊敬できる人とはこういう人のことを言うのでしょう。
「はい。分かりました。みなさん、わかりましたか?」
私は皆さんに、促します。
「「「はい。分かりました」」」
みんな、声を揃えて返事をします。
「よし、あと、明日からは、キッチン。料理を作る場所のことです。そこに、食べ物置いておきますので、自由に作って、朝ごはん食べるようにしてください。今日は自分が、朝ごはんだしますね」
夢さまは、たまご焼きとフレンチトースト、りんごのサラダと呼ばれる食べ物を出してくれました。
少し眠そうにウトウトしている子やうつらうつらと夢の中の子がいます。
まだ、朝05時なので、眠たいのはしょうがないかなと少しは思いますが、たるんでいると思います。
私は夢さまに、話しかけます。
好きな人にはたくさん話しかけてしまう女心です。
私の気持ち、夢さまに少しでも伝わっているのでしょうか?
「このフレンチトーストというパンは甘くて柔らかくて、デザート感覚でたべれますね。たまごやきは、何層にもなってて、弾力もあって美味しいです。りんごのサラダはりんごの甘さがアクセントになっていて美味しさが増していると思います」
夢さまは、私の言葉に嬉しそうに頷いてくれました。
「今後、朝の10時から喫茶店の営業をするので、09時に、注意事項を話します。あと、みんなで気になることを共有しましょう。ほうれんそうは大事ですからね。ほうれんそうっていうのは、報告、連絡、相談です。野菜のほうれん草じゃないですよ?この世界にあるのかわからないですけど……。09時には食事を済ませて、イスに座っておいてもらえるとありがたです。注意事項を話し終わったら、喫茶店の営業準備に入ってもらいます。わかった人は手をあげてください!」
「「「はい」」」
「分からなかったり、覚えれなかったことは質問したり、メモを取るようにしましょう。喫茶店はお客さん商売です。オーダーを受けたらお客さんの前で復唱することを、心がけるようにしましょう。ミスは未然に防ぎましょう」
夢さまは、私達奴隷にメモ帳とボールペンと言う品を渡してくださいました。
紙やペンは高級品と呼ばれ嗜好品です。
理解が乏しかったものは周りの子に聞いて、一生懸命にメモを書いています。
「敬称省きます。ミルクとたまごをもらいに行く馬車組として、回復魔法のサン、氷魔法のスカンとニッケ、水魔法のバルト、調合と剣術スキルのリント、身体強化スキルのケイで行ってきてください」
「料理組は、料理スキルのリン、カルシ、バナジ、料理経験のある、マグネ、アル、ナトリにお願いします」
「接客組、今日は、外でちらし配りもしてもらうがネオ、シウム、マン、に任せます」
「畑地組、残りの、アルト、ゴント、ジウト、ガント、テツトは、畑地の草むしりをお願いします。」
「ミーシャさんは、今日は馬車組に連れ添ってくれますか?道案内、ファスの村人と面識があるのと、一緒に行く6人のレベル上げをお願いします」
「勇越さまと離れてしまうのは哀しいですが、頑張ります。」
うー。悲しいです。
ですが、笑顔です。
悲しそうな顔より、笑顔のほうが、夢さまも嬉しいですよね?
お読みいただきありがとうございます。
次は第24話のミーシャ視点です




