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第33話 スライムダンジョン/キャンピングカー/マジシャンゴースト

やっとダンジョンだせましたが、短いです。



 少しセカドの街に戻った後、スライムのダンジョンにたどりついた。

 俺はいつも通り武器なし。

 

 ミーシャさんは右手に護身用特殊警棒を持っている。

 マップ魔法で確認したが、俺達以外にこのダンジョンに人はいないようだ。


 ダンジョンの中は暗かった。

 ダンジョンに入る際は雷魔法の使い手か、ランタンあるいは松明たいまつを持って入るのが冒険者の常識らしい。

 

 俺は、雷魔法を使い、ダンジョン全ての層を明るく照らした。

 魔力が減っている感覚があるが俺の魔力回復速度のほうが早いみたいだ。




 1階層は、10m×10mの部屋だった。

 1階層から9階層までがFランクスライムのようでブルースライムとピンクスライムがいる。


 ぴょこぴょこハネている。

 スライムって可愛いよな。


 俺はそう思いながらもしらたまを発動して、なんなく9階層まで全部のブルー・ピンクスライムを倒した。

 

 そして、10階層に到着した。

 ボスが、いる。

 

 ダンジョンの初ボス戦闘楽しみだ。

 どうせ一発だろうが。

 

 ボス戦は、ミーシャさんにお願いすることにした。

 少しは経験値の足しになるだろう。

 


 俺達が入ると自動的に扉が閉じた。

 部屋は大きさ変わらず10m×10mだ。



 部屋の奥にモンスターがいた。


 ピンククイーンスライム Cランク

 ブルークイーンスライム Cランク

 ピンククイーンスライム Cランク

 の順番でぴょんぴょんと跳ねていた。


 体重があるからだろう。


 『ドシンッドシンッ』としている。


 さて、ミーシャさんはどう戦うのかな。

 俺は、未だ、ミーシャさんの戦いを見たことがない。

 

 



 クイーンスライムは普通のスライムを横に5倍縦に5倍にした大きさのモンスターだ。

 

 


 俺が、クイーンスライム3種を見ていると、モンスターが合体し始めそうになった。


 ミーシャさんが倒しにいこうとするが、俺はミーシャを止めた。面白そうだからだ。


 モンスターが一瞬光ると、そこにいたのは、薄紫色のスライムであった。

 大きさはクイーンスライムと変わらない。

 超鑑定改を使って確認してみると、


 ライトパープルクイーンスライム Bランクとあらわれた。

 どうやら、ポイズンという名前のあるモンスターのみ使える限定の毒魔法を使うらしい。

 俺は毒魔法使えるがな。

  

 ライトパープルクイーンスライムの足下に魔法陣があらわれる。毒魔法を使うのであろうか?


 俺は、ミーシャさんに倒して良いですよと伝えると、あっという間に敵の真後ろに行き、護身用特殊警棒をふりかざし、後ろから一撃で倒した。

 

 気づいたときには、魔法陣は消えており、ライトパープルクイーンスライムのメダルとゼリーが残っていた。

 そして、宝箱が現れポイズンの魔法書Bランクを手に入れた。

 やはり、ダンジョン、ボスを倒せば、宝箱か。 

 

 俺達は、そのまま、70階層まで辿り着いた。


 60階層のボスもミーシャさんは難なく一発で倒していたため、70階層のボスも、ミーシャさんにお願いすることにした。




 70階層のボスは、ブラッククイーンスライム1体だけだった。

 モンスターの後ろにミーシャさんが回り込む。

 だが、すぐにモンスターはミーシャさんから距離を取る。


 俺は普通にその動きが見えていたが、ミーシャさんは油断していたのであろう。

 見えなかったようだ。

 


「大丈夫そうですか?」


 俺はミーシャさんに聞いてみる。


「いえ、俊敏性に優れているようですが、集中していれば、仕留めるのも容易いと思います。」


 ミーシャさんは冷静に答えていた。

 油断してしまっていたのを悔いているようにも見える。


 


「くっ、逃げられてばかりです」


 ミーシャさんは苦戦している。

 それもそのはず、モンスターは、攻撃せずに逃げてばかりなのである。


 ブラッククイーンスライムのステータスを確認すると攻撃力がFの代わりに俊敏力がSだ。

 パーティなら、いざ知らず1人で倒すのはひと苦労であろう。


 村長に聞いた話だと、過去の勇者でさえも、70層の最後のボスを倒せずに戻ってきたらしいのだから。



「逃げないでください」


 ミーシャさんはそう、モンスターにお願いするが、止まってくれるわけもない。


 俺は別にミーシャさんに命の危険もないので、ボスダンジョンの中で、1人すき焼きを楽しむことにした。

 


「あふっ、あふっ、あついな。やっぱり、卵につけて食べるとまろやかさが出て美味しいな」


 すき焼きって美味しいよなー。

 冬って感じ。

 すき焼きの豆腐大好き。

 もちもちのうどんが好きで、バイト代でうどん屋さんにわざわざ買いに行ってた。

 


『ちょうだいっ』


 いつの間にか隣にブラッククイーンスライムがいて、ヨダレを垂らしていた。

 流暢に、しゃべれるんだねーと感心しながら、ブラッククイーンスライムを見る。


「うん。良いよ。そうだよね。こんな中でスライムしかいなかったら、お肉なんて食べれないよねー」


 俺がお肉をブラッククイーンスライムの口に入れようとすると、「スキありです」と言って、ミーシャさんが、攻撃してしまった。


 ブラッククイーンスライムは煙となってダンジョンの中に消えていく。

 あー。あー。あー。やっちゃったなー。この子は。ミーシャーさん。ミーシャーさん。ミーシャーさん。


 ブラッククイーンスライムのメダルと、ゼリー、そして宝箱からSランク解毒魔法書があらわれた。

 ダンジョン完全制覇だ。



 俺達は、転移魔法でイトノ村に戻り、手に入れた全種類のスライムゼリーを渡して、イトノ村を出た。

 渡した品々を見たとき、村長は、ポカーンとした顔をしていた。

 

「このマジシャンゴーストたちが頑張ってくれました」


 と、今後この子たちが対応する旨を伝え、ダンジョン制覇したことや、このゼリーの取得者については秘密にするように言った。


 後で、イトノ村に人族を配下から派遣しようと思う。

 流石に、イトノ村に、モンスターが常にいるって状況ふしぜんだからね。

 調教師はどこにいる?って村人たちがあたふたしそうだ。



名 前:マジシャンゴースト

種 族:ゴースト種

ランク:B

説 明:複数の魔法の扱いに長けているゴーストモンスター。マジシャンゴーストが5匹集まるとジャイアントマジシャンゴーストとなりモンスターランクがSとなる。ゴーストチビーのときに、魔法を得意とするとマジシャンゴーストになり、武器などを得意とするとゴーストナイトになる。ゴーストナイトもマジシャンゴーストと同様に5匹集まるとジャイアントゴーストナイトになりSランクになることが可能。


 

 

〜イトノ村出発〜


 そして、【キャンピングカー】を買う。


 お値段1億money。

 この世界で贅沢三昧だなと、思ってしまった。 

 お金の価値観がわからなくなるな。


 1階には、おしゃれなキッチン、他の車の入る駐車スペース

 2階にはリビングがあり、キングサイズのベッド、シャワールーム、バスルーム、トイレ

 3階の屋上にはラウンジがある。


 ミーシャさんに、「これは、勇越様の世界では当たり前なのですか?」と聞かれた。

「いや俺の世界でも限られた人だけですよ?ごく少数です」と言ったら、「流石です、勇越様はやはり選ばれた限られたお人なのですね」と言われてしまった。


 今からサドンの街に行っても明るいうちに着くだろうが、今日はある程度進んだら、キャンピングカーの中でお泊りすることにした。



【本日の手に入れた魔法書】



火の魔法書          Cランク

回復の魔法書         Cランク

雷の魔法書          Bランク

毒の魔法書          Bランク

氷の魔法書          Aランク

毒の魔法書          Aランク

解毒魔法書          Sランク



 魔法書の良い点は適正がなくても安易に覚えられることだ。

 悪い点は、ダンジョンでしか手に入れることができず、なおかつボスを倒して必ず出るというわけではなくそれこそ100回倒して、1冊でれば、良いことだ。


 その為、とても高値で取引される。

 過去にAランクの魔法書で5000万越えたこともあるようだ。

 家1軒買えるな。


 俺とミーシャさんはラッキーすぎる。

 


お読みいただきありがとうございます。


次は第23話のミーシャ視点です。

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途中までお読みいただいて、面白くないなと感じられた方、70部前後でアクセス数が激減しているのを把握しています。 別VERも195部からIF章としてございます。 『IF章 勇越夢は旅人のようです』 こちらをお読みいただけると幸いです。 それでも、面白くなかった方、筆者の実力不足です、申し訳ありません!!!
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