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第30話 白ネギのレモンタレ/家事スキルSS/ジャムの家 

 孤児院の中を見渡したが、やはり、食べ物はないようだ。


 どうやら、最年長の孤児院の子が冒険者ギルドで薬草採取の依頼をこなして、1日1000money以下の食事で孤児院は運営している様子。


 サント王国からの、孤児院へのお金はひと月10000money。

 孤児の人数が変わっても、支給金に変更なし。

 

 そして、ここ3ヶ月はそれすら、支払われていないということをマリアーニャさんは教えてくれた。

 あの、豚国王め。

 

 因みに、セカドの街からの支給もここ最近行なわれていないようだ。

 国王が国王なら、それに付随するかのように、貴族もクズなのだろう。



「勇越さまお待たせしました」


 ミーシャさんが帰ってきたようだ。

 渡しておいたアイテム袋(マジックバッグ/魔法袋)に収納してきてもらったりんご、みかん、れもん、いちごをテーブルの上に載せてもらう。


 

 

 俺は、うさちゃんりんごを作って、マリアーニャさん達に食べるよう促す。


 【創造スキル】にて、料理スキルを創造したところ、

 自動的に【家事スキルSS】が創造された。


 家事スキルは、料理、裁縫、掃除、来客の対応などなどのスキルを総合的に極めた者が覚えられるスキルのようだ。


『シャキッシャキッ』


 子どもたちが美味しそうに食べる姿を眺める俺とミーシャさん、そして、マリアーニャさん。


「可愛いりんごさんですね」


 次々に、お皿に乗せたうさぎさんりんごが子どもたちが食す毎に、消えていく。


「食べられそうですか?」


 俺はマリアーニャさんに聞いた。

 身体が、俺の回復魔法によって、治ったと言っても空腹状態で急に食べると胃がびっくり(・o・)することだろう。


「はい、大丈夫だと思います」


 ミーシャさんにお願いして、マリアーニャさんの背中に手を回して、起き上がらせて、うさちゃんりんごを口に入れてもらった。



「甘いです。美味しいです。幸せです」


 マリアーニャさんは美味しそうに食べているが、病み上がりで噛む力が出ないようだ。


  

 その姿を見た俺は、すりおろしりんごと砂糖を混ぜたものを作り、ミーシャさんにお願いしてスプーンですくってマリアーニャさんに食べさせる。


 作ったことなどないのだが、家事スキルSSのおかげだろう、手順などがすんなりと頭に浮かんだ。

 すりおろすための道具類は勇越者通販にて購入。



「先程よりも甘いです。こんな甘い食べ物初めて食べます。美味しいです。こんなにも親切にしていただいて何てお礼を言ったら良いのでしょうか」


 マリアーニャさんが、嬉しそうで何よりだ。

 

『『『『『ぐぅー』』』』』


 孤児院の子たちは、少し食べたことにより、身体の機能が活発化してきたのであろう。

 お腹が鳴り始めた。

 女の子は顔を真っ赤にしている。


「お肉食べたいですか?」


 皿の上に、うさちゃんりんごを食すためにさしていた爪楊枝つまようじだけになったのを確認した俺は、子どもたちに訊ねた。


「「「いいの?」」」


「よろしいのですか」


 子どもたちは嬉しそうに、マリアーニャさんは申し訳なさそうに聞いてくる。



「大丈夫ですよ。台所借りますね。ミーシャさん、手伝ってもらえますか?」


「分かりました。お料理苦手ですけど頑張ります」


 

 俺はオーク肉を出した。

 オーク肉に触りたくないから、ミーシャさんにお願いする。

 子どもたちに火の扱いは危ないし、マリアーニャさんに料理作らせるのは身体が心配だ。



「ミーシャさん、予め最初に言っておきますけど、自分の言うとおりに動いてくれるとありがたいです。勝手なアレンジ加えないようにお願いします」



 そう言って、俺はオーク肉を、焼いてもらうことにした。

 収納魔法改で予めオーク肉をひと口サイズにしておいた。


 そのため、塩コショウをかけて、ひっくり返すだけだ。

 大丈夫だ。失敗するはずがない。




 案の定、大丈夫だった。

 ミーシャさんに『良くできましたたね』と褒めたら『これ位はできますよ?』と少し拗ねてしまった。

 拗ねた顔が、少し可愛くてドギマギしてしまったのはミーシャさんには、内緒である笑笑



 俺は、ミーシャさんがお肉を焼いている間に、

【白ネギのれもんダレ】を作った。

 さっぱり食べたいときはこれだよね。


 

 

 作り終わったときにちょうど、雇った6人も孤児院に来た。

 マリアーニャさんに許可を取り一緒に、お昼ごはんとする。

 



 皆、大皿に入っているオーク肉をよそって口に入れた。

 大事そうにたべている子や掻き込むように食べている子もいた。

  

 あっ、ゲホゲホ、むせた。

 ゆっくり食べないからだよ。

 俺は背中をさする。

 

 白ネギのれもんタレも好評のようだ。


 俺は、食べないよ?当たり前だよ。

 オーク肉だからね。

 

 モンスター肉。

 潔癖というのもあるけど、人間を食べて成長しているかもしれない肉を食べるのには、忌避感きひかんがある。



 みんなが食べている間に、デザート作成に取り掛かる。

 大皿に勇越者通販で購入したヨーグルトを入れて、いちごジャムを入れる。


 俺は小皿にみんなの分を入れ、オーク肉を食べ終わった者から食べてもらうことにした。



「どうぞ、甘いデザートです」


 

 美味しそうに食べてくれる。

 みんなデザートを食べ終わり、最初に会ったときより、顔色も良くなった。




 

 そして、俺は本題に取り掛かる。

 マリアーニャさんと孤児院の子たちに、ジャムの作成をお願いすることにした。


 これで、孤児院の子、スラム街で雇った6人で計11人でジャムの作成になる。

 人、多いかな?笑笑笑


 孤児院自体はそのまま、残して、既存の別の家(ジャムの家に命名する)を買ってあげ、そこにソーラーパネルを設置して、IH機器で、ジャムを作ってもらう。


 不動産屋のお姉さんに良い物件がないか聞きに行こう。



 孤児院を大きくきれいに建設して、ソーラーパネルとかを設置したら、国に取られる恐れがあるからジャムの家を買うこととした。

 豚国王なら没収しそうだからね。


 

 孤児院経営はそのまま、マリアーニャさんにお願いして、残りの5人の孤児(女の子4人男の子1人)はジャムの家に住むか、孤児院に住むことにしてもらう。


 スラム街で雇った3人の女の子とその母親3人計6人もジャムの家で住んでもらう。


 雇用形態は、月収大人子供関わらず、10万money。

 大人は、管理職でジャム長、ジャム副長、在庫管理長に任命して、特別手当でプラス5万moneyにした。

 半年に1度の昇給の有無有り。



 マリアーニャさんは、孤児院から離れられないだろうから、ぬいぐるみを作ってもらうことに。

 1つのぬいぐるみで、3万moneyで買い取ると言っている。

 材料や道具はすべて俺が出す。


 俺が、この街から離れる、30日間だけだが、お願いした。

 マリアーニャさんに、とても喜ばれ、抱きしめられた。 

 豊満な胸が、俺の身体に当たるが、結界術を常時発動している俺には温かさや弾力などはほんわかとしか伝わらない。


 ミーシャさん、そんな目で見ないで。

 俺から抱きついたわけじゃないからね。

 マリアーニャさんのお胸は、ぽよんぽよんしていた。

 


 

 そして、今回雇う子は、皆奴隷ではないため、俺の能力は極力見せるわけにはいけない。

 家を買って魔法具機器類は、セカドの街の商業ギルドで買ったことにする。


 

 因みに配下という括りになる場合として

 

 配下ふぁん=奴隷/従業員(スタッフ(奴隷出ない子も含む。今回はスラム街の人や孤児院の人たち))




お読みいただきありがとうございます

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途中までお読みいただいて、面白くないなと感じられた方、70部前後でアクセス数が激減しているのを把握しています。 別VERも195部からIF章としてございます。 『IF章 勇越夢は旅人のようです』 こちらをお読みいただけると幸いです。 それでも、面白くなかった方、筆者の実力不足です、申し訳ありません!!!
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