☆第28話 レイニャーナさんとの取り引き
レイニャーナさんは、食べ終わると俺が、昨日出していた問題にすんなりと答えた。
俺はレイニャーナさんの真正面に座り、『流石ですねー』と言って交渉を始めた。
問題の答えは、俺が勇越者通販で手に入れている魔道具についてだ。
ソーラーパネルから太陽光エネルギーを魔力へと変換して、専用の魔道具に流し、使用を可能としている。
この世界には電気という概念がなくランタン(一般にロウソクを用いた携帯用照明器具をいい、日本で言う、ちょうちんやとうろうなどを意味する)しかなく、夜は暗いのでほとんどのお店が閉まっている。
営業しても、ランタン代がかかってしまうためである。
そのため、電気という仕組みは、今のところ出さないことにして魔力使用の品々を勇越者通販で出している。
俺は、ソーラーパネルと魔力照明機器を売っても良いと言って、それらを高額で売ることにした。
最初の方は、やはりレイニャーナさんも、商売人であるからか、安値でふっかけてきたが、ソーラーパネル、魔力照明機器を設置、作成、修理できるのは俺しかできない。
説明書は渡さないと伝えると、説明書を買い取りたい、専属で作成、販売させていただきたいと言ってきた。
俺は目立ちたくないから、俺の名前を出さないこと、今後、ソーラーパネル類を俺の系列のお店が購入する場合は半額で売ることを条件にして、10億を提示した。
その場で承諾を得た。
因みに、異世界にある原料で、魔力照明機器を作成することは、超鑑定改により可能と把握している。
売ったはいいけど原料、ありませんよ笑
じゃあ、信用に多大なる影響が起こりうるからね
それにしても、昨日も思ったのだが、高額な取引をギルドマスターに相談せずに良いんだろうか?
と疑問に思い直接聞いてみると、10億までならレイニャーナさんの副ギルドマスターの肩書で、任せられているようだ。
公爵家の領主の街だからここの商業ギルドの副ギルドマスターは結構偉い立場なのらしい。
それに、こんな良い商売取引になるものを放っておいて帰ってきたら、それこそ怒られてしまうと話していた。
お金は、7日後に商業ギルドに取りに行くことにした。
ソーラーパネルと、たまご焼き(過去にこの異世界にいた勇者たちによって、たまご焼きの文化がある。お正月という文化も同じく)の焼ける四角いフライパン、IH機器、照明機器を渡す事にする。
いろいろな商品は渡さずに小出しで売る。
理由は、①目立つから、②継続的なお金儲けのため。
レイニャーナさんとの交渉を続けている間にも、お客さんが来店され、店内は満席になった。
ほとんどが、女性だ。
昨日試食してもらった商業ギルド員の女性たちがお友達を引き連れて来てくれたみたいで、瞬く間に店内は華やかな感じになった。
「今日は、商業ギルド、ギルド員男だけなんですよ。女性陣はお休みです」
とレイニャーナさんが言っていた笑
MAP魔法で、商業ギルドを見てみるとギルド員が慌ただしく動いていた。
昨日一昨日、商業ギルドへと行った時よりも、明らかに人員が少ない笑笑
ファイトだ男性ギルド員。
申し訳ない。ごめんよー!!笑
ホットケーキ甘い夢喫茶店にはカップルで来ているものもいる。
売り上げも期待できそうだ。
だが、この世界の貴族、商人以外などの平民の月収は、10万から、15万ほどだ。
1日5000money以下の給料の人もいるということである。
お茶をしに来るのにホットケーキ1500moneyは痛手であろう。
1週間もしないうちにセールスは落ち込むと予測する。
因みに、商業ギルド員のお給料は、何も肩書のない者で月収『30万』。
レイニャーナさんは、『100万』と、かなり高い位置にある。
超鑑定改で確認した。
マップ魔法でデータ分析したところ、文字が読める計算ができると言った識字率、算学率は、かなり低い。
その双方ができる者は重宝され給料が高い傾向にある。
もともと、貴族家出身の多い商業ギルド員であれば、30万はもらって当然なのだろう。
まぁ、話しをして分かったことは、昨日試食してもらった女性は、ひと月のお給料よりも親からもらえる仕送りの方が高かったけどね笑
レイニャーナさんや商業ギルド員の女性に帰り際、喫茶店を宣伝していただいたお礼として、りんごジャムの入った瓶を渡した。
俺は『お昼時になったら、お客さんは少なくなると思いますので適度にごはん休憩しておいてくださいね』と喫茶店組に言って、畑地に行くことにした。
〜畑地〜
配下の子たちがりんご50個、みかん50個、いちご、15kg、れもん50個を採取して、倉庫に保管しているところであった。
ゴーストナイトAくんがりんごを保管庫に並べながら食べている。
Bくんは、レモンの上にレモンが何段乗るか遊んでいる。
この子たちは……。
まぁいっか笑笑
畑地組、次はさとうきびの採取をするみたいだ。
俺はミーシャさんにさとうきびを砂糖にする過程のマニュアル紙を渡して、説明をしてもらっている間に、機械類を勇越者ショッピングにて取得して、配置した。
①さとうきびを刈り取ります
②細かくします(機械1)
③さらに細かくします(機械2)
④砂糖(本来別の名前で呼ばれる)絞りだす
⑤不純物を取り除きます(機械3)
⑥濃縮します(機械4)
⑦結晶を作り取り出します(機械5、6)
《上記の工程、本来の工程よりいろいろと端折っています。すみません》
砂糖にする機械、小麦を小麦粉(薄力粉)にする機械を手に入れることができたが、1億money使った。
1億money日本では易々と使えない金額だ(笑)
まぁ、喫茶店に来店してくれた人からの継続的な利益に先ほどの商業ギルドとの契約によりお金を得ることができるから特別、焦る必要はないからひと安心だ。
そして、今後の利益にもなりそうな、砂糖。
さとうきび100本植えているため15000g(15kg)から20000g(20kg)は毎日採取できる計算である。
主に砂糖はジャムに使う。
ジャムは、収穫時期に食べ切れない果実を保存するために作られてきたものであり、パンやホットケーキ、ヨーグルト、クッキーなどにかけたりして、デザート作りに大活躍で用途のたくさんある食品だ。
傷みが早いくだものは、美味しい内に煮込んでジャムにする。
毎日、りんご、みかん、いちご、れもんを大量に採取したら倉庫内で腐ってしまうからな。
毎日、どこかに、売ると怪しまれるし、どこから入荷しているのか?ってね。
ジャムを作る際の酸の代わりとしてレモン果汁をいれる。
とても甘いジャムはくだものと砂糖の割合を2:1に。
甘いジャムはくだものと砂糖の割合を3:1に。
【とても甘いりんごジャム】
りんご1個の重さを300gとし(計約900g)
砂糖 450g(りんごの50%の量)
レモン汁 大さじ2
で計算すると33瓶分は作れるな。
りんご、みかん、いちご、れもんジャム。
ファスの村に売る分の砂糖も大丈夫であろう
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