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第25話 試食です。/超鑑定改/転移魔法



 

〜商業ギルド〜


 一度、店に戻り、召喚魔法で新たに護衛を召喚したあと、商業ギルドへと向かった。

 昨日は護衛を連れていたのに、今日は連れていないと不自然だと思ったからだ。


 ゴーストナイトの3匹が俺の周りをゆらゆらと動く。

 ゴーストナイトは、ちゃっかりAランクモンスター。

 大きさを自由に変えられる為、普段は動きやすい小さめの姿で墓地を徘徊しておりEランクのゴーストチビーに間違えられることが多い。

 ゴーストナイトは墓地の門番と言った感じ。

 いたずら好き。



「あっ、だめだよ?ゴーストナイトA。コーヒー飲んでる人のカップに砂糖勝手に入れたら」


「ゴーストナイトB もうっ、いたずら控えてねって伝えてたでしょ?」


 ゴーストナイトBは、座っている商人のローブの端と端を持ちイスに結びつけている。

 この子たちは、まったくいたずらっ子なんだから。


「ゴーストナイトCは、大人しいね。ありがとう。助かるよ。2人を止めてきてくれるとありがたい」


 ゴーストナイトはいたずら好きなモンスター。

 怒らせなければ攻撃してこないのでAランクモンスターだが、あんまり脅威なモンスターと感じられていない。


『しゅんっ』


 ゴーストナイトCにお願いした後、ゴーストナイト3匹は俺の元へと戻ってきた。

 ゴーストナイトCが他の2匹に注意してくれたのであろうゴーストナイトAとBはシュンッと先ほどよりも小さくなっていた笑笑


「あっ、ゴーストナイトCくん。Aくんが悪戯してしまった商人さんにコーヒー代渡してきてくれる?お願いね」




 ゴーストナイトCくんにmoney硬貨を渡す。

 特性 浮遊 により、硬貨を上手に空中に浮遊させるCくん。


「商人さんっ!すみません。コーヒーの代金とお詫びのコーヒーカップです」


 コーヒーカップもお詫びとしてお渡しすることに。

 勇越者通販にて購入した100moneyの猫のイラストの入った猫カップ。


 今後、喫茶店でも売ろうと思っている品だ。


 


 迷惑をかけてしまった商人さんも怒っている感じではなく、とりあえず、ゴーストナイト達も落ちついたので俺は、受付の商業ギルド員の後方で、デスクチェアーに座り書類を真剣に眺めているレイニャーナさんに話しかけた。

 

「こんにちは。レイニャーナさん。昨日ぶりです」


 書類を捲ろうとしていた手を止めて、俺の方を見るレイニャーナさん。

 

「こんにちは。勇越さん。今日はどうなされたのですか?今日は、また違ったモンスターなのですね」


 今日もサラリとした茶髪のレイニャーナさんが、首を傾げながら返答した。


「自分、この街で喫茶店を経営することにしまして、名前は【ホットケーキ甘い夢】といいます。それで、喫茶店の名前にもなっているホットケーキを、今日は試食して頂こうかなと思いまして」


「ホットケーキですか?ホットケーキとは何でしょうか?喫茶店の名前からして甘そうですね。デザートでしょうか?とても気になります」


 甘い物が試食できると思って食い付きが半端ない。

 他の受付の女性ギルド員さんたちも、俺の方を見ている。


 甘味に興味があるのだろうと思う。


「あまーいパン生地に、あまーいフルーツジャムやあまーいシロップをかけて食べるデザートです。休憩時にお渡しして試食お願いしようと思ったのですが、お仕事中ですよね?いつごろ、休憩になりそうですか?そのときにまた来ます。温かい状態で食べてほしいですので」


 ホットケーキの説明を軽くする。 



「いえ、今から休憩に入ります。入らせていただきます。あまーいパン生地にあまーいジャムやシロップをかけるデザートなんて、休憩まで気になって我慢できません。そうです、気になって仕事にならないのです。それでは、周りの従業員も困ってしまいます、私は休憩します」


 強引に休憩に入るようだ。




〜応接室〜


 レイニャーナさんに、誘導され応接室へと入った。


 応接室は、高貴な人を相手するためにあるのだろうか?

 ふかふかのソファーに、光沢のあるテーブルがあった。


 俺は、そんな、高価そうなテーブルの上に、ホットケーキを出した。


『ちらっちらっ』


 

「これがホットケーキでいちごジャムが乗ったホットケーキ ストロベリー味です」


『ちらっちらっ』



「おーーー。とてもとてもとても美味しそうです。ほんとに食べて良いんですか?いえ、もう我慢できません。止められても食べます」


 レイニャーナさんは、食べ始めた。

 ほっぺたにいちごジャムがついてるのにも気づかない様子で、食べている。


 俺はハンカチを取り出し、レイニャーナさんのほっぺたについている、いちごジャムを拭った。


「あっ、ありがとうございます。すみません。ハンカチを汚してしまいましたよね?今度洗って返します。すみません」


 なんか仕事モードというより、ひとりの女の子みたいな姿を見せるレイニャーナさん。

 甘い物の前では無防備になってしまうのだろう(笑)


「えっ?大丈夫ですよ。俺が気になって拭いただけですから。それより、どうですか?ホットケーキというデザートは」


「だめですよ。しっかり洗って返します。明日にでも届けに行きます。はい、ホットケーキおっしゃる通りあまーくて美味しかったです。他の味も食べてみたいです」


 フォークを握り前のめりになり興奮気味な状態でレイニャーナさんが答える。


「分かりました。それでは、いつでも良いのでハンカチ返しに来てください。良かったです。他の味は、ぜひ、店舗でご賞味くださたい」


「わかりました。はい、開店日に食べに行きます」



『ドスドスン』



 ちらっちらっと、応接室の扉を少し開けて中の様子を見ていた女性ギルド員の女性たち。


 雪崩なだれのように、応接室の中へと、入ってきた。



「あっ、皆さんの分もご用意しておりますので、お召し上がりください」


 食べ物の恨みは怖いと、言う言葉があるくらいだ。


 今後の売り上げに貢献してくれそうな商業ギルド員の人たちにアピールしないのは愚策だし。


 商業ギルド員の人は、情報網がすごいということが分かっている。

 異世界物の小説では常識だ。


 マップ魔法で、商業ギルド員の人をさまざまなカテゴリーで調べてみて、それが分かった。


 例えば、複数店舗持ちの○○商会の御令嬢だったり、男爵家、子爵家、伯爵家辺りの、そこまで高貴な貴族でない御令嬢で、3番目以降の御令嬢は、準公務員扱いである商業ギルドの受付をしていることが多いみたいだ。


 マップ魔法を見ながら、データの統計をとってみて、なんとなくそのように解釈した。


 因みに、冒険者ギルド員ではないが、冒険者として仕事をしている者たちも似たような感じだ。

 少し違う点は、没落貴族・元貴族の者が冒険者として活動していること。

 お家復興のためだろうと推測した。



「美味しい〜」

「とろけちゃいますー」

「ほっぺ、おちちゃいましゅう〜」



 3人の受付の女性ギルド員さんたちにも、ホットケーキは、好評のようだ。




「それで、勇越さま、試食させてくれたのはどのような策略でしょうか?なにかありますよね?」


 レイニャーナさんの言葉を聞き、目の前に座っているレイニャーナさんの方を見る。


 流石、副ギルドマスターのレイニャーナさん、休憩中でもちゃっかりしている。

 仕事のことは忘れてないようだ。


「あっ、バレちゃいましたか?商業ギルドで、ホットケーキ 甘い夢 喫茶店の認知度を高め周知させて頂けたら嬉しいなーと思いまして。まぁ、あと一つ双方に取って利益になるお願い事があるのですが、ここではあえて言いません。喫茶店に来られた際にレイニャーナさんであれば気づかれるはずですので」


 レイニャーナさんは、やっぱりねというような顔をした。


「ふふっ。分かりました。良いですよ。美味しいワイロも頂きましたし、全力で、周知させていただきますね。利益になることですか?私を試すということですね、ぜひ気づかせていただきます」


 少しおちゃめな顔で、美味しいワイロと言ったレイニャーナさん。


 後半のぜひ気づかせていただきますと言った言葉の際には、いたずらっ子な顔をしていた。

 

 昨日出会ったばかりなのだが、打ち解けたような気がする。


 これが食べ物効果だろうか??


 いや、女の子は何考えているか分からないぞ。警戒しておいて損はないだろう。


「ありがとうございます」


「では喫茶店の営業開始日と営業時間、定休日など教えてください」


 応接室のデスク付近に置いてあった羊皮紙と羽ペン類をテーブルを俺の座るテーブルへと持ってきたレイニャーナさん。


 記入の準備を始めた。


「営業開始日は明日です。営業時間は10時から18時の予定です。定休日はありませんね」


「営業開始早いですね。準備、昨日この街に来られたはずですのに」




「明日、必ずお伺い致しますー」

「またね〜」

「ぜひ、ご結婚を~」



 レイニャーナさんと、お話を終え、商業ギルドを出ることに。


 受付の女性ギルドさんたちに、笑顔で手を振られながら、ギルドをあとにした。


 ご結婚を~という言葉が聞こえてきたが女性お得意のリップサービスというやつだろう。


 これで、本気になってしまうと、痛い目にあう。


 世の中の男たちよ気をつけなはれ。



〜不動産屋〜 


 不動産屋のお姉さんのところにも趣き、ホットケーキを試食してもらった。

 ホットケーキ好評であった。

 営業日にぜひ来てくれるみたいだ。



 

 そろそろ、馬車組がファスの村についた頃だろうか?と、ファスの村に転移魔法(魔力を消費して、自身の行ったことのある場所へと一瞬にして赴くことができる魔法。異世界ウェザーで覚えている者は魔王と主人公のみ)を使おうとボーッとしていると、急に女の子が飛び出してきて、俺とぶつかった。


 物盗り(盗賊)だろうかと思い女の子のステータスを超鑑定してみたところ、すべて???で表示された。


 何故だろうか?超鑑定でも分からないなんて謎すぎるな。

 俺は、超鑑定をスキル創造で【超鑑定改】にして、再度女の子を見るために、女の子がいたところを見たのだが、いつの間にか女の子の姿は消えていた。

 


  

 

 

 

謎だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ミステリーガール!!


お読みいただきありがとうございます

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途中までお読みいただいて、面白くないなと感じられた方、70部前後でアクセス数が激減しているのを把握しています。 別VERも195部からIF章としてございます。 『IF章 勇越夢は旅人のようです』 こちらをお読みいただけると幸いです。 それでも、面白くなかった方、筆者の実力不足です、申し訳ありません!!!
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