表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者になれず追い出されたけど、種族が天使?or悪魔?で選べたのとスマホショッピングで快適異世界生活送ってます  作者: あいうえお
勇越夢★『第1章 サント国→城下街』ヒロインとの出会い★
3/428

第2話 浄化理法、しらたま、ゆれだま。ホットキャラメルラテとエンジェルバッグ

初心者です。

優しく見守っていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

 


【ステータス】

【荷物】【装備】

【魔法】【スキル】

【信者】【所持金】

【情報】【ナビ】

【電話】【ショッピング】


 とエンジェルフォンに表示されている。

 信者や所持金は0。

 ナビはマップ機能搭載。

 電話はかけれる人がいなかった。

 試しに、自宅に電話してみたが繋がらなかった。

 残念。




 さて、異世界召喚された初日から、レベルMAX状態の僕。


 レベル上げの楽しみが無いのは、ゲームであれば残念だが、生命のかかっている現実世界だと、レベルMAXは気楽なものだ。


 僕は、スマートフォンが進化したエンジェルフォンを操作しながら、門番が見えなくなるまで、道沿いに進み、城下街から離れることにした。

 エンジェルフォンは特殊装備とやらで僕以外にはランクSS以上の者しか見えない仕様みたいだ。


 歩きスマホはNG行為だが、一刻も早くサント王国から出たいため、歩きスマホしちゃってる。




 日本のように道路は整備されていない。

 足に感じる硬い大地の感触。

 湿った土と草木の香り。


 少し冷たい風が俺の前髪を揺らす。

 『ちゅんちゅん』と鳥のさえずりが聞こえる。


 お昼頃だからだろうか、日差しが眩しく照らしてくる。


 『日向ぼっこしたいなー』という気持ちになる。


 にしても、まぶしい。サングラスが欲しいところだ。



 完全に門番が見えなくなってから、今後のとりあえずの方針・目標をまとめることにした。


★方針・目標★

①3つの天使理法に慣れる

②心良き者を治療する。悪しき存在を浄化する

③お金を稼ぐ

④戦いに慣れる


 人が集まるところに心良き者もいると考え、はじまりの街を目指しながら、理法を試すことにした。


 城下町を出てから、少し歩いてると、『ポテッ』と空から金色のコインが落ちてきた。

 エンジェルフォンの【所持金】項目を見ると、100万円と記載があった。


 お金って大切だよなーと、ありがたくいただくことに。

 幸運だ。

 鳥のフンじゃなくてよかった。あせあせ。

 窃盗じゃないからね?

 ね?堕天使になったりしないよね??


 

 今後は、実際に心悪しき邪悪なモンスターと戦い、倒した邪悪モンスターを街に持っていき換金し、お金を稼ぐ。


 換金場所で人と必要そうな情報を得ようと思う。


 にしても、戦闘、楽しみではあるが、少し緊張もする。

 ここがどんな世界なのか。

 魔王はほんとに悪者なのか?


 そして、レベルMAXでステータスは高そうだが、ほんとに戦えるのか?

 僕はぬくぬく育てられた日本人だという気持ちがでてきた。


 しかも、異世界者の小説で見受けられる、実家が剣道の道の者だったり、柔道、格闘家の息子だったり、親が自衛隊で子供の頃から躾けられたり、などなど、育った環境のおかげか自身の実力を把握している強い状態での異世界行きでは僕はない。


 無理なら逃げて進むべきだと、不意に不安が出てくる。

 気楽な気分からの急激な不安!

 実際に体験したらこんなものだろう!!


「にしても、ホットキャラメルラテはいつもおいしいな~」

 

 僕はエンジェルフォンでエンジェルショッピングを使用して温かいキャラメルラテを購入。

 

 ホットキャラメルラテを現在、悠長に飲んでいる(笑)

 エンジェルフォンの購入画面に、砂糖とミルクを追加で何個ずつ入れるか入力して、手に入れたホットキャラメルラテ。

 おいしい。

 ほっとするおいしさだ。



「取り敢えず安全第一で行こう。死んだら元も子もないよね~」


 ホットキャラメルラテでカフェインを摂取して、気持ちをリフレッシュし軽く興奮させた僕。


 最初のモンスターで力試しだ。


 称号に勇者を超えし者とあるから勇者より強いだろうし大丈夫であろう。

 レベルもMaxだし。


 理法もあるから気持ちに余裕があるのでエンジェルショッピング画面で、いろいろと購入することに。どうやら、地球で売ってるものは購入可能なよう。




 しばらく歩くとついにやつが現れた。

 異世界の王道のオーク。


 ゼリー状のスライム。

 あるいは、

 ぴょんぴょんと跳ねるラビット。

 若しくは、

 ニタァーと笑うゴブリン。

 または、イノシシ顔のオーク。

 あたりが出てくると予想していたが、いざモンスターに出会うと嬉しさがこみ上げてくる。


 よし、何で倒そうか、触りたくはないよなー。

 あまり近づいて、自身が弱かったらまずいし。


 あっ、エンジェルピュリフィ使ってみよー



 野生の邪悪オークが2匹あらわれた。

 棍棒と短剣を持ったオーク2匹が僕の前にあらわれた。

 オーク、醜いブタだ。


 この世界のオークは食すことはできるのかな?

 ぼくは食べれても食べないけどね、気持ち悪い、空腹を選ぶよ。


「ブヒブヒッ」


「ブヒッゴッッゴッ」


 ブヒブヒと叫ぶオークを見て僕は、やっぱり人語は喋れないのかと落ち着いた対応をしている自分に驚いた。


 確かに、人語を喋れるのは異世界物の小説などでは、特殊なモンスターだけだよなー。


 鼻詰まりのようなブヒッゴッッゴッという声が近づいてくる。


 オークが僕に一歩また一歩と接近してきているようだ。


 武器を手に持ち近づいてくるオーク。

 棍棒で殴ってくる時間も与えず手をオークに向け、エンジェルピュリフィを発動した。


 僕の手のひらに浮かんだ、真っ白な球体がオークめがけて飛んでいく。



 その球体の接触した瞬間、オークは倒れた。

 どうやら成功したみたいだ。


『ふぅー。取り敢えずひと安心』


 僕はもう1体のオークにも浄化魔法を使おうと思ったが……。 

 うーん白い球体だから『しらたま』と名付けよう。


 そして、『しらたま』ではなく、広範囲の生物を討伐する浄化魔法を発しようと思い、全身からしらたまを出すイメージをしてみた。


 すると、世界が少し真っ白になったような感覚を味わった。


 その後すぐに、目の前のオークが先程とは違って一瞬揺れたかと思ったら倒れた。


 どうやら成功したみたいだ。

 この攻撃の名前は何にしようか。

 そうだ、揺れるから『ゆれだま』にしよう。



 オークは消えずに僕の目の前で倒れている。

 あぁー、消えないんだな、ダンジョンだったら消えるんだけどな(異世界物の小説によって異なる)


 オークとの戦いによって、僕の能力が間違いないことが証明できたといってもいいだろう。



 エンジェルフォンのマップに表示されていたオークのステータス。


名 前:オーク①邪悪

性 別:オス

L  V: 10

体 力: E

魔 力: G

魔攻力: G

攻撃力: E

防御力: E

俊敏力: F

スキル:棒術 F

武 器: オークの棍棒F


【メモ】

オーク肉食用可能

オーク肉売値相場 60000money

オークの棍棒 売値相場 500money




名 前:オーク②邪悪

性 別:オス

L  V: 12

体 力: F

魔 力: G

魔攻力: G

攻撃力: D

防御力: E

俊敏力: E

スキル:短剣術 F 

武 器:オークの短剣F


【メモ】

オーク肉食用可能

オーク肉 売値相場 60000money

オークの短剣 売値相場 1000money


 食べれるのか。

 さっきも言ったが食べたくはない。

 触りたくもない。

 とりあえず、オーク肉の情報をさらに掘り下げようと情報を意識した!


【オーク肉】

□説明

・豚肉よりも不味く脂身は少なめ。

・イノシシ肉よりも硬く臭い。


 普通の野生動物の方が美味しいみたいな情報である。

 まぁ、調べたけど、食べないからね(笑)


 よしっ!触りたくないから、手を掲げたらエンジェルバッグに入ってくれないかな?


 あっ、入った。

 エンジェルバッグは、エンジェルフォンでショッピングした際に無料でもらえた。

 重さを感じずに無限に入るエンジェルバッグ、今後重宝しそうだ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
途中までお読みいただいて、面白くないなと感じられた方、70部前後でアクセス数が激減しているのを把握しています。 別VERも195部からIF章としてございます。 『IF章 勇越夢は旅人のようです』 こちらをお読みいただけると幸いです。 それでも、面白くなかった方、筆者の実力不足です、申し訳ありません!!!
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ