★★★第120話 紋章学/ミジュ・マジックフォン・アクアム
マジスタ学院の授業は基本的に、大学の講義室っぽい見た目のところで行われている。
自分は私立だったため、国立の大学はどうか知らないが、小中学校みたいに、前の人が邪魔で見えません的な感じの作りではなく、斜め?になって、巨体が前に座らない限り、問題なく見えそうな作りである。
授業を行う教師が一番下に立つ、
そこから、階段が2ルートある感じだ。
廊下 左席 階段 真ん中席 階段 右席 窓
みたいな感じだ。
授業を使用人と一緒に受けることはできないことになっていて主人の指示に従い、廊下で待つ者、主人が
授業を受けている間に朝食を済ませる為に部屋を出る者、寮の家事をしに寮に戻る者、学園の外に出て街に赴き買い物をして来る者、さまざまいるみたいだ。
ソーマは、学院の芝生の上で素振りをするようである。
熟練度を上げて剣術技を増やしたいようだ。
自分の分身なのだが、剣士性格分身なので、何を考えどういった行動をするのか全部は把握できていない。
「あなたが、お父上が言っていた方かしら?」
教室で、女の子たちに囲まれていた少し、大人っぽい感じの女の子がソイルさんのもとへと歩いてきた。
身長はソイルさんや春ちゃんよりも大きい、160cm位だろうか?
女の子の12歳の平均身長は152cmなため、平均よりも発育の良い女の子だ。
背中の途中まで届く長い水色の髪
瞳の色は、黄色~金色系統の色で、アンバー色?
胸が印象的な女の子、右目の下にあるほくろがなんかえっちい。
あっ、ちょうど谷間あたりにほくろが。それにしても、制服をラフな感じで着こんでいる。
貴族のたしなみとか、ないのだろうか?
スカートも他の人よりも短い身姿である。
「えっと、初めましてなのだ。ソイル・マジックフォン・スナサンドなのだ。よろしくなのだ」
「あなたで、合ってるみたいね。良かったわ。ミジュ・マジックフォン・アクアムよ。よろしくね」
スノト王国の大魔法爵位のご令嬢のようだ。
「みなさん、おはようございます。席についてください」
その言葉に立って談笑していた者たちがぞろぞろと席に着いた。
教室に優しそうな顔の先生が入ってきた。
グレーのローブを見に纏っている中年男性。
中年太りという感じはなさそうで、どちらかと言うとひょろい。
初老と言ったところだろう。
教師は学園ではグレーのローブを着る。
生徒と区別しやすくするためだ。
儀式とかの時は儀式用のローブを着る。
「それでは、早速ですが紋章学の授業を始めたいと思います。とはいっても、今回の時間は転校生もいる為復習をします。1ページ目を開いてください」
【紋章学、まとめノート】
①紋章学の起源は、戦闘に参加している者の顔が後ろから見た際に分かりにくいため、その功績を判断する際に個人を識別する必要性にあったこと。
②当主の貴族は、マントやローブ、馬車やハンカチなどに自身の紋章を描くことが可。
③紋章から得られる知見により、貴族や王族などの支配階級の系図を明らかにすること
④王爵位や公爵位以上は王冠を必ず用いらなければならないこと。
⑤王爵位や公爵位以外は、王冠を紋章に用いてはならない
⑥紋章は個人を特定する絵図であると同時にその個人の属する家系を示すこと。
⑦紋章は、②の他に屋敷の門や、墓石など、幅広く使われていること。
⑧全く同じ図案の紋章が2つ以上あってはならないことと似すぎた図案や色を使ってはならないこと。
⑨基本的に、先代の当主が死去して長男に紋章が相続される際には新たな当主は先代のものとまったく同じ紋章を用いること。
⑩個人および家系を表すものは、分家や縁組などで変化していくことがあるが、ある代で突然まったく別の紋章に置き換えられたり、兄弟でまったく異なる紋章が用いられたりすることはなく、男子女子を問わず、すべての子孫に先代の図案が継承されていくこと。
⑪準爵位は、紋章を持つことはできない。
男爵位・女爵位から紋章を作ることが可。
紋章の描かれているページをめくると、色付きの紋章絵図が描かれており、爵位、当主の家名(苗字)、その他の事項が書かれていた。
モンスターの絵を紋章にしていたりといろいろあるみたいだ。
因みに大魔法爵位のソイルさんのところは簡易的に描かれたゴーレムが紋章に使用されている。




