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第111話 修羅場!

 フワリンヌさん。作者の中で書いてて一番好きな女性です。




 俺の周りは、ものすごくものすごーく居たたまれない雰囲気につつまれていた。


 ミーシャさんが、レイニャーナさんを敵でも見るみたいな目で威嚇して、レイニャーナさんも、ミーシャさんを鋭い視線で睨みつけている。

 ‎

 ‎軽くピリピリッとした、殺気を感じる。

 ‎


 こわいよー。怖いよ怖い。誰か助けて。


 リーベストさん。助けてよー。

 ‎俺は、リーベストさんの方を見る。


 ‎ちょっと、リーベストさん。

 目を逸らしたかと思ったら、お酒を抱えて立ち去る準備しないでよ。


 逃げるが勝ち?ってこと??

 ‎ずるいよ。

 ‎じゃあ、俺も。


 っと、こっそりこっそーり立ち上がろうとすると、ミーシャさんとレイニャーナさんが、俺の肩を掴みニコリと微笑み座らせてくる。


 その笑顔怖いよ?


 座らせられる俺に、フワリンヌさんが、コップにお酒を注いでくれる。

 ‎

 ‎ありがとう。フワリンヌさん。

 ‎ミーシャさんやレイニャーナさんより、未だフワリンヌさんのほうがマシに感じるよ。


「レイニャーナさん、勇越様に向かって、夢さんとは馴れ馴れしいですよ?それと、近づきすぎです。胸を当てて、勇越さまを誘惑、誑かそうとしないでください」


「ミーシャさん、お言葉を返すようですが、私はあなたがしていることを真似しているだけですよ?夢さんと呼んでいるのは夢さんに許可をもらったからです。あれれ、ミーシャさん、夢さんと長い間いるはずなのに、未だに、勇越さまと呼んでいるのですか?私より遅れてる?」


 ミーシャさんを煽るレイニャーナさん。


 ミーシャさんの顔が真っ赤になっていく。

 ‎怒ってるよ。かなり怒ってる。

 ‎煽らないで。

 仲良くしてよ二人ともー。


「私は、勇越さまの奴隷ですから、夢さんだなんて呼べませんよ。むぅ、ぐぬぬ」


「私は、夢さんのことが好き。夢さんのお嫁さんになるって決めてるんだから、お邪魔虫は消えてちょうだいな」


『シッシッ』

 といった具合に、ミーシャさんを手で追い払おうとするレイニャーナさん。


 女性の戦い怖いよー。

 ‎


「私が、勇越さまの初めてを貰ったんですからね?」


 急に、意味深なことを言う、ミーシャさん。

 ‎初めての奴隷と言う意味だよね?

 ‎俺、何もしてないよ?


「えっ?」


 勝ち誇ったようなミーシャさんの顔を見て、勘違いをして俺を見るレイニャーナさん。


 首を横にぶんぶん振る俺。

 ‎それを見て、またミーシャさんとレイニャーナさんのふたりの口論が始まる。



「ゆうえつさんー」


 居心地悪いなー、と考えているとフワリンヌさんが声をかけてくる。


 フワリンヌさんが、テーブルの上に、お弁当を列べていた。


「え?」


 いつも、お酒を飲むときにおつまみしか持ってこないフワリンヌさんがお弁当だってー!!


「言い争っているー、お二人は放っておいてー、このお弁当一緒に食べましょー。私、フォスンの街に来てからお料理始めたんですよー」


 フワリンヌさんが、お弁当箱を開ける。

 ‎良い具合に焼けたお魚や、柔らかそうなお肉、彩りも気にしているようで、色鮮やかな野菜も調理されて入れてある。


「はいっ、あーんですー。お口を開けてくださーい」


 木でできたスプーンで、ひとくちサイズに調理されたお魚をすくい、俺の口元に持ってくるフワリンヌさん。

 ‎良い香りがする。


「「ちょっと」」


「何してるんですか?何抜け駆けしてるんですか?」


 言い争っていた、ミーシャさんとレイニャーナさんが俺の光景を見てフワリンヌさんに詰め寄る。



「おいしい、おいしいおしるこぅ。いかがですかぅ?」


 春ちゃんは、着物姿で、あったかおしるこを配って回っている。

 良い子だ。素敵な子だ。



 


お読みいただきありがとうございます!

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途中までお読みいただいて、面白くないなと感じられた方、70部前後でアクセス数が激減しているのを把握しています。 別VERも195部からIF章としてございます。 『IF章 勇越夢は旅人のようです』 こちらをお読みいただけると幸いです。 それでも、面白くなかった方、筆者の実力不足です、申し訳ありません!!!
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