第109話 3番目のヒロイン!?マルリィーさん
マーディアさんの隣には、腰まで伸びる長い水色の髪。
まつ毛が、長くクリッとした瞳のお嬢さんが立っていた。
お人形のような整いきった顔立ち、ピンクのリボンが幼さを醸し出している。
服装は、薄い水色のワンピース姿で、よく似合っている。
『可愛い。可愛すぎる』
「勇越さんを呼んだ理由はこの子に旅をさせて欲しいと思ったからです」
マーディアさんが、俺にお願いする。
「分かりました。1年間、マルリィーさんを預かります」
マルリィーさんを預かることとなった。
マルリィーさんは、マーディアさんの娘さんで、年齢は14歳のようだ。
マーメイドは、15歳の成人の際に、陸地が完全に苦手になってしまうらしく、残りの一年を楽しませたいらしく、俺に依頼したとのこと。
マーメイドは、レベルと年齢が上がるに連れて、陸地にいるのが、辛くなるらしい。
マーディアさんの家系が代々領主をしているらしく、マーディアさんの両親も健在のようだ。
マーディアさんの母親は、前魔王アイーシュさんの際の魔族幹部をしていたようで、今は海の中に住み隠居しているらしい。
「お兄さん、これからよろしくね。あー、夢さんって呼んでも良いかな?」
マルリィーさんが、元気に跳びはねている。
「あっ。はい。どうぞご自由にお呼びください」
「ありがとう。夢さん!!」
にこにこ顔の、マルリィーちゃん。
目が合うだけで虜になっちゃいそうなえがお
身長が140cmほどしかなく、俺を見上げる形になっている。
上目遣い反則だろう。
抱きしめちゃいそうだよ。
「勇越さまから離れてくださいっ。ずるいです。くっつきすぎです」
マーディアさんの屋敷を出てフォスンの街の家に戻ってきた。
俺の膝の上に座っているマルリィさんをミーシャさんが、掴み離そうとする。
マルリィーさんは、俺の膝に座り、上機嫌でりんごジュースを飲んでいる。
「このりんごジュースだっけ?美味しいね。口に含んだ瞬間、甘さが、口いっぱいに広がるけど、後味はさっぱりでくせになりそう。お代わりー!!」
ミーシャさんのことなどお構いなしの、マルリィーさん。
2杯目のりんごジュースをあっという間に飲み干す。
ミーシャさんも諦めたようで、俺の隣で俺に寄りかかってきている。
春ちゃんはというと、お餅料理を研究している。
もともと、春ちゃんのお家は旅館経営をして生計をたてていた。
俺も家族で泊まりに行ったことがある。
お風呂が大きくて風情のある良い旅館だったことが記憶に残っている。
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