第94話 魔族の幹部達が参加する魔族会議のようである
今回の94話はいつもより長いと思います。
いつもお読みいただきありがとうございます
第一会議室の扉は、鉄で作られており、この鉄も黒色であった。
んっ?鉄ではないような気がする。
『超鑑定改』気になったので超鑑定改で確認をしてみた。
鉄ではなく、オリハルコンのようだ。
硬いと言われている物の順番は、鉄が1番下でヒヒイロカネが1番上のようである。
① 鉄
② 鋼
③ プラチナ
④ アルミナ
⑤ タンカホウソ『未発見』
⑥ タンカジルコニウム『未発見』
⑦ ニホウカチタン『未発見』
⑧ タンカチタン『未発見』
⑨ ニホウカレニウム『未発見』
⑩ ダイヤモンド『未発見』
①① ボラゾン『未発見』
①② ロンズデライト『未発見』
①③ ウルツァイト『未発見』
①④ ミスリル
①⑤ オリハルコン
①⑥ アダマンタイト
①⑦ ヒヒイロカネ
『未発見』は、この異世界では、発見されていないということであろう。
ミスリルは、地球では、架空の金属と言われ、銀色の輝きと鋼鉄よりも強い特徴をもつ非常に貴重な金属とされている。
オリハルコンは古代ローマや古代ギリシャの書物や文献に登場する金属である。
アダマンタイトは、神話に登場しており、非常に強固な宝石または金属を指す言葉として使われている。
ヒヒイロカネは、古文書の『竹内文書』に記されている大昔の日本に有ったとされる伝説の金属または合金である。
ヒヒイロカネの特徴として、金より軽い、ダイヤモンドより硬い、錆びる事が無い、非常に高い熱伝導率を持っている。
太陽のように輝く、触ると冷たい、表面が揺らいだように見える、磁気を受け付けないなどがある。
三種の神器もヒヒイロカネで作られているとされる。
ヒヒイロカネは現在ではその原料も加工技術も失われたが、太古日本では現在の鉄や銅と同様のごく普通の金属として使用されていたとされる。
ここで、疑問なのだが、絶対に錆びない性質があり、様々な用途で使われ太古日本において一般的に普通に普及している金属としていた点が事実だとすると、そのような極めて安定性の高く、ありふれていた金属が把握できる範囲で現存していないという矛盾点が生じる。
流石、魔法とモンスターが存在するファンタジー世界だ。
ミスリル・オリハルコン・アダマンタイト・ヒヒイロカネがあるようである。
幹部の魔族10名が、大きなテーブルと一緒に並んでいるイスに思い思いに座っている。
11個イスが並べられており、空いているイス、真ん中に魔王専用のイスであろうものがある。
色がそれだけ、きらびやかだ。
そして、魔王レイーシュさんの後ろには、大きなソファーが2つあり、2人の者が座っていた。
ランクと称号は、一人がSランク元魔王、レイーシュさんの母の様だ、名前はアイーシュ・デビル。
もう一人はSSランク、元大魔王となっていた。
名前は、プリーシュ・デビルと言うようで、レイーシュさんの祖母の様である。
火魔法ではなく、火炎魔法。
雷魔法ではなく、雷電魔法。
氷魔法ではなく、氷雪魔法。
風魔法ではなく、風嵐魔法。
水魔法ではなく、水豪魔法。
土魔法ではなく、土岩魔法。
を覚えていた。
こんな魔法があるなんて、知らなかった。
びっくりである。びっくりんこである
一般的な魔法のSランクが、上位魔法のFランクのようだ。
例をあげるなら、火魔法Sランクが、火炎魔法のFランクのようである。
そして、火炎魔法をランクSにすると、火魔法ランクSSになるようだ。
火魔法→火炎魔法→火魔法と行ったり来たりしてややこしいなと思った。
プリーシュさんは、俺と同じSSランクではあるが、レベルは俺のほうが断然上であり、恐るるに足りないといった感想である。
SSランクのプリーシュさんの知識を、読み取ったところ驚いたことに、魔王の血族はレベルがMAXになると、SSランクのいわゆる大魔王になれるようである。
プリーシュさんの知識だと、プリーシュさんが大魔王歴代12番目のようだ。
魔王の血族でも、1割程しかSSランクに到達できていないようである。
アイーシュさんとプリーシュさん、そして幹部魔族の数名から鑑定・超鑑定を受けるが、俺の、ステータスは、弱いステータスになっているはずだ。
だが、さすが、上層部の幹部というべきか、俺の超隠蔽に、阻害されていると気づいており、俺の姿をジロジロと見ている。
警戒しているようだ。
鑑定持ちでない者も、長年の勘か、危機感知スキルや似たようなスキル持ちのものは、警戒心を露わにしている。
「魔王さま、この方は誰ですか?」
女性の魔族が魔王レイーシュさんに問うた。
超鑑定改を行なったところ、その魔族は、サキュパス族のリーダーのようだ。名前をサキュート。Aランクである。
お胸が大きい。スタイルが抜群である。
「おい、貴様、何者だ?」
レイーシュさんがサキュートさんの質問に答える前に男が問いかけてきた。
「うわっ、びっくりしたぅ」
春ちゃんが、びっくりして俺の服のすそを掴む。
大きな声を発したその男は、座っている10人の幹部の中で1番対人戦闘に向いているスキル持ちのベヒモス族のようだ。
モースンが名前の様である。
魔族の幹部は皆、黒色のマントを羽織っている。
フード付きであったり、フードなしのマントであったり、各々紋章マークが付いていたりと様々だ。
モースンさんのマークは、大きい角と小さい角である。
「おい、モースン。敵対心を露わにするでないのじゃ。他の者たちも、この者、ユウエツさんに警戒心・敵対心を抱かなくても良いのじゃ。妾の、友達みたいなもんじゃ」
レイーシュさんが睨みをかけ、モースンさんを威圧する。
モースンさんは、萎縮した。
萎縮したモースンさんは、俺を睨んでいる。
目を合わさないようにしとこう。
超鑑定改で見たらわかるんだけど、まぁ、心は清らかなんだよね。
「戦闘狂なのに、相手の強さも見破れないようじゃだめね。頭の悪いことといったらないわ」
メデューサ族の、メデューノさんがモースンをけなす?煽る。
髪の色は緑である。
「誰が、頭が悪いだ。誰が」
モースンさんは立ち上がり、メデューノさんに迫る。
「そういうところだよ。私の煽りに直ぐに乗ってきやがって、我慢という言葉を知らないのか」
メデューノさんは、やれやれと言った具合に両手を動かす。
モースンさんが、メデューノさんに向かって、手を振り上げた。
殴ろうとしている。
「この場にいる者、跪け」
俺は、昨日の夜に創造スキルで作っておいた、スキル【超命令改】SSランクを使用した。
大魔王のプリーシュさん以外が地面に跪いた。
春ちゃんは特段、ひざまづいたりはしていない。
俺が心の中で、春ちゃんには適用しないと思考したからだ。
イスに座っていたものは、『ダランッガランッ』と音を立て、跪く。
跪いた後、立ち上がる素振りすらできないでいる。
『強力なスキルだなー』と実感した。
「すみません。私の実力を知ってもらいたくて使っちゃいました」
俺は『てへっ』と言った具合で気楽に話す。
1度こういうことしたかったんだよね。
夢が1つ叶って、大満足だ。
圧倒的勝利。
「ゆめくぅん。すごいぅ。さいきょぅー」
春ちゃんは、はしゃいでいる。
「うちの若い者がすみません。その魔法かスキルか分かりませんが解除してはくれないでしようか?」
プリーシュさんがソファーから立ち上がり、俺の元に近づいてお願いしてくる。
俺に対して、敵対心を抱いたり、力づくで抑えつけようという気は無いようだ。
解除することにする。
「この場にいる者に、命令した内容を解除」
言った途端に、跪いていた者は立ち上がり、ゆっくりとイスに座る。
流石に俺に攻撃してこないようだ。
恐怖であろうか?
「どうなってるんだ、全く抗えなかった。強すぎるだろう。レイーシュ様や、アイーシュ様でさえ、跪いていたみたいだぞ。大丈夫だったのは、プリーシュ様だけだ。まさか、あのユウエツという男、プリーシュ様と同じSSランクなのか?」
雨男族のアメッシュさんが言う。
雨男族は、雨と雷そして雲を操ることのできる種族。
操ることができると言ってもグループ魔法のため、1人では発動できない。
「さて、今日、急遽、集まってもらったのは他でもない、ユウエツさんを皆に紹介したかったのと、ユウエツさんから頂いた果実酒を皆に振る舞いたかったからなのじゃ。とても美味しいのじゃ」
レイーシュさんが仕切り直すと言わんばかりに、手を叩き、大きな音を立て、視線を自分自身に向ける。
「これは上手いな。たまらん味だ。甘い酒だが、味は格別だ」
モースンさんが1番量を飲んでいる。
俺に対しての睨みも無くなったようだ。
どちらかというと、俺を崇高している感じもする。
強い者を好きなタイプなのかもしれない。
「美味しいですー。お土産に欲しいですー」
人魚族のマーディアさんが、俺におねだりをしてきた。
渡しても良いですが、『何かくれますか?』と聞いてみたところ、新薬の材料である、『人魚の涙』を頂けることになった。
マーディアさんと俺とのやり取りを見て、総勢13名からお酒が欲しいと言われ、お金で交換したり、物々交換したりなど、いろいろと忙しかった。
俺が、サント王国が勇者召喚をしたこと、その際に俺も召喚され、勇者を越えし者SSランクである経緯などなどをその場にいた者に教え。
そして、元魔王や元大魔王が生きて存在したことに驚いて、レイーシュさんやいろいろと打ち解けた他の者に聞いた話しをまとめると。
『歴代の勇者は殆どが、魔王には勝てていない』
99代魔王のSランクのアイーシュさんも生きているし、98代魔王(大魔王)のSSランクのプリーシュさんも生きている。
それと、人間共と違って、魔族は寿命が長い、ステータス、オールAなおかつ種族の特殊スキルや特殊魔法を覚えているものが多い。
そして、魔族はSになるステータス内容が、1つではなく最高で5つまでなることができるようだ。Sの代償のFのままの項目は1つのまま。
そして、魔王の血族はSの代償であるFの項目という概念が当てはまらないということ。
勇者や人間より、獣人や長寿のエルフの方が脅威となると言って、魔族たちは勇者や人間には、興味が無いようである。
勇者が3桁以上来れば危ないかもしれないが、今まで2桁以上の勇者が現れたこともないし、危機感は感じていないというようだ。
ユウエツさんが敵に回れば別だが、魔王が負けることはないと言われた。
ユウエツさんなら、一人で、魔王国を滅ぼすことも可能でしょうとまで言われた。
そして、お待ちかねの、日本に返してもらう手段の紙を持っているか?と聞いたところ、レイーシュさん、アイーシュさんプリーシュさん3者共聞いたことないと言った反応であった。
サント王国の豚国王。
うそほざきやがって。
『歴代の勇者は殆どが、魔王には勝てていない』
この内容が少し意味が分からなかった。
なら、なぜ魔族は人間を滅ぼしていないのか?
今までの歴代魔王が皆レイーシュさん達みたいに人間共(勇者など)に興味がない我感せずの対応を取ってきたわけではないはずだ。
魔王レイーシュさんに聞いてみたが、知らない、元魔王のアイーシュさんに聞いても知らないとのこと。
大魔王プリーシュさんに聞いてみたところ、知っているみたいだが、喋ろうとすると声が出せなくなっているようだった。
試しに書いてもらうことにしたら、手が震え文字が書けないと言った調子であった。
プリーシュさんの知識を、覗いても、その内容には、ロックが掛けられており文字が黒く塗りつぶされており見ることが叶わなかった。
SSランクより上位の者がいるのであろうか?
お読みいただきありがとうございます




