第92話 魔王よりも上の、存在?
温かく見守って頂けると幸いです。
レイーシュさんとフワリンヌさんと少し話してから、フワリンヌさんの経営している不動産屋を出て、ぬいぐるみんに戻ってきた。
ミーシャさんとレイーシュさんも打ち解けて仲良くしていた。
女性4人で恋バナをし始めてからは、俺は、4人から距離を取り、恋バナだけに、味の濃いいバナナを勇越者通販で購入して食べていた。
普通のバナナよりも硬めのバナナである。
『硬いバナナ美味しいなーー。歯ごたえあって良いよね』
ひとりでそう思いながら、もぐもぐと食べた。
不動産屋を出る前に、マンゴーワインの酒タルをフワリンヌさんに、ホワイトピーチワインの酒タルをレイーシュさんに渡した。
レイーシュさんは、収納魔法を覚えているので、酒タルを渡しても持って帰るのには問題ないと思う。
フワリンヌさんとレイーシュさんの酒を飲むペースだったら、今日中に無くなりそうだけど。
フワリンヌさんは、手元や視界に酒があればあるほど飲んでしまうらしい。
レイーシュさんと話をしたところ、レイーシュさんよりも上位の存在が、魔王城にいることを教えてくれた。
後日合わせてくれるという。
少し楽しみだ。わくわくである。
危機感のない俺。やばいな。
ぬいぐるみんに着き2階に向けて歩くに連れて美味しそうな香りがする。
「「「おかえりなさいませ、です」」」
55人分の挨拶が聞こえた。
大合唱である笑笑笑
『ぐ~。ぐぅ〜』
皆の、お腹が鳴る。
お腹が空いているようだ。
お腹がなった女性陣は、顔を赤くしていた。
ミーシャさんもお腹がなったようだ。
顔を赤くして手で顔を隠し、時折俺の顔を『チラリチラリ』と見ている。
俺は、気づいていないふりを貫き通した。
先に、食べていて良かったのになーと思ったが、ご主人様より先に食べるわけないのかなーと考えた。
「手を合わせてください」
『パチンッ』と元気な音が部屋に鳴り響く。
「いただきます」
俺の言葉の後にたくさんの「いただきます」が聞こえた。
ミーシャさんが予め伝えておいてくれたのであろう。
細かいところまで抜かりがないようだ。
ミーシャさんは、出来る女性である。
皆、思い思いに、好きな料理を皿に乗せ食べる。
55人分を予め分けておくのでなく、大皿に料理が並べてある。
大家族のようだ。
「どうぞ、勇越さま」
アンルシアさんが俺のために、大皿から取ってくれたようで、俺の前に取り分けた料理を置く。
「ありがとうございます。アンルシアさん」
今回の食料や調味料は、全て勇越者通販で購入しており、この異世界の食べ物でないため、俺も一緒に同じものを食せる。
料理本と、各食料の特徴の書かれた本を料理してくれる者に渡しておいたので、俺が説明することなく、料理が作られた。
料理本の絵と同じような料理が並べられている。
美味しそうだ。
「山芋の鉄板焼おいしぅー」
かつおぶしの乗った山芋の鉄板焼きを食べている春ちゃん。
かつおぶしが熱によって踊っているように見える。
山芋の鉄板焼き美味いよなー。
居酒屋とかにある。
お読みいただきありがとうございます。




