第二十六話 番外編 竜の追憶
短いです
幸せだねぇ。
まんじゅう食いながら酒ってのが最高だな。
しかも元の世界のまんじゅうに酒だしよ。
おっと、こいつを仕上げねぇと。
しっかし、あいつ、ああいうのに縁が無かったんだな。
あの時代でタイピングも全然って、逆に珍しいぐらいだろ。
よし、これ飲んだら一仕事しちまうか。
ふうっ、美味いな。
それにしても、あれからどれぐらい過ぎたのかな。
色々な事があったが、今はこうして幸せなんだし、まあ、満足かな。
こうしていると思い出すな。
かつての事を色々と……
◇
やっとネトゲが終わった。
あのボスしつこかったな。
ヤベ、ふらふらする。
何か腹に入れねぇと。
あっ、今日だった。
限定物の。
くそ、メシは途中で買うか。
冷蔵庫には姉貴のビールしか無かったしよ。
早く信号変われ……よし。
うおっと、危ねぇな、信号変わって突っ込んで来るなよな。
今日は限定物の発売日なんだし、怪我とか冗談じゃねぇんだからよ。
結局、コンビニに寄れなかったな。
だけど、もうじき店だし、買ってからゆっくり食うか。
あれ、足が動かないぞ。
それに周囲が歪んで見える。
なんだこれ。
あああ、倒れ、る……痛くねぇ。
なんでだ、夢なのか?
そんな、はずは。
ああ、眠い。
そういや、睡眠も碌に。
こんなところで、寝たら、ヤバいのに、もう、我慢が……
◇
ああ、良く寝た。
参ったなぁ、まさか歩道で寝ちまうとはよ。
あれ、ここ、何処だ。
この壁なんだ、出られないぞ。
ドンドンドン……ビキッ、パキッ……
おお、もう少しでいけそうだな、よし。
うえっ、何だよここ。
◇
ドラゴンに驚いたと思ったら、オレもドラゴンってマジかよ。
まさか、これって転生?
つまり、あのまま死んだのかよ。
限定物、惜しかったな。
ずっと狙っていたってのに。
あれが心残りだな。
◇
くそう、人族の奴ら、聞く耳持ちやしねぇ。
固定観念ってやつか。
魔王は悪で凝り固まっているんだな。
このままじゃ魔族が迫害されるだけになるってのに、どうして止まらない。
◇
ああ、懐かしかったな。
あいつだろ、クラスメイトのあいつ。
あいつも転生になったのかな。
本当に久し振りだったな。
さすがにこちらは気付いてないようだし、もう少し黙っていようか。
それに爺さんの振りしてっから、ちょいと恥ずかしいしな。
バレないのならこのままで。
しかも酒が飲めて最高だし。
やっぱ日本酒は良いよな。
姉貴はビール党だったけど、やっぱり酒は日本酒だぜ。
◇
本当に色々な事があったな。
もぐもぐ……グビクビ……ぷはぁぁ……よし、とっととやっちまうか。
ダダダダダタダ……ダダダダダダタ……ダダダダダダタ……
蛇足です
あと、題名は結局これにしたけど『ガテンだ転移だ合点だ』とどちらが良かったかなぁ。
え、両方ダサい?
失礼しました。




