恋といった類のもの
君が語った言葉をまだ覚えている
「私はこの世界が嫌いなの
だからこんな世界に負けたいと思わないわ
ずっと辛い事が続くけど、こんな世界に潰されてしまうなんてごめんよ。
まだやりたい事もあるし叶えたい夢もある。
意地でも殺されてなんてやらない。
中にはこの世界をより良いものにしようと励む人達もいるわね。
その姿勢はとても立派だと思う。
だってその人たちはまだこの世界を見限っていないんだもの。
私が随分前に捨てた感情だわ。
私はこの世界から抜け出せないけど、この世界を否定する。
私が世界を殺しても、私は世界になんて殺されてなんてやらない
そう・・これは唯の意地よ。
下らないと笑う人もいるでしょうね。ふざけるなと諭す人もいるでしょね。
でも、もう手遅れよ。
ここまで来てしまったら、この感情は消える事はないわ。
ねぇ、君にはわかるでしょ?
だって私と同じ目をしてるもの
とっても素敵よ。とっても暗いものを隠しているんだもの 」
失礼な話だと思う。
それでも明日も君の言葉を思い出すんだろうな