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異世界

・・・・・・


「う、うう・・・。・・・頭が痛い」


痛む頭を片手で押さえながら上体を起こす。

くそっ、頭のなかで鐘が鳴り響いているようだ。

酒でものんでいたっけ?

そんなことを思いながら周りを見る。


「・・・あんれぇ?」


そこには信じられないものがあった。

急いで立ち上がり周りをよくみる。


「・・・なんで僕、こんなところにいるんだ?」


そこにあったのは木木木木。

いつの間にか僕は草木が鬱蒼としげっている森の中にいた。

いやちょっ、なんで。

待て待て。何でここにいるのか思い出すんだ、僕。


「えっと、確か・・・って、あああああああああああああああああああああああ!!!!!」


頭の中ではねられた時の記憶を思い出す。

思い出した!思い出したよ!!

そうだ。あの時僕ははねられたんだ。

でもおかしい。

あの時確かにはねられた。

だが、体を見てみればどこにも傷等はない。

今着ている服も以前のと同じだ。

おかしい。どうなっているんだ?

もしやこれが噂に聞く異世界転生・・・というものなのか?


「もし、そうだとすれば・・・」


ここは地球とは全く違い、凶暴なモンスターや魔法が存在したり、場所によっては治安も相当悪いはず。

今までの常識は通用しないと考えるしかない。

くそっ、考えれば考えるほど気分が悪くなっていく。

これじゃあだめだ。

今はこの状況を打破すること考えなければ。

思い出せ、自分。小説や漫画ではどうだったかを。思い出すんだ!!



     はぁっ!!!



そ、そうだ。小説や漫画では大抵ステータスウィンドウという自分の能力を示すものがあったはず。

この世界に存在するか分からないが確かめてみよう。

まずは口に出して


「ステータス」


何も起きない。なら次だ。

今度は口に出さずに心の中で『ステータス』という。

何も起きない。次だ!


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


あの後何十回も別々の方法を試してみたが何も起きなかった。

・・・うう、もうだめだ。疲れた。これで最後にしよう。

手を横に振りながら


「ステータス」


ブン   

半透明の板が目の前に出現した。









「くそそそそそそそそそそそおおおおおおおおおおおおおお、これかああああああああああああああああああ!!!!!!」














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