急展開
さて、今日は久しぶりの休み。
今日は何をしようかと考えるのだったが-
「なんっも思いつかないなぁ・・・・・」
この休日を何に使おうかと考えたのだが何も思いつかなかった。
実際、僕はあき性でこれといった趣味も特に持っておらず、持っているのは1つしかない。
それは子供のころから飽きずに続けている読書、ただそれだけ。
いつもなら休みの日は近くの本屋に行き、本を立ち読みしたり買ったりするのだが----
なぜか今日は行く気にはならない。
「ああ、どうしようかなー」
本当にどうしよ--あ、そうだ。
ひとまず気分転換に散歩がてらと外へ行ってみようかな。
「そうだよ、それがいい」
今は昼頃。天気は雲1つ無い快晴。
思い立ったが吉日。
すぐさま外に出る。
のわっ、眩しい。太陽がさんさんと輝いてた。
腕を上げて体全体で日の光を浴びる。
「いやー気も」
ドンッッッ!!!
背後からいきなり衝撃がきて、前へふっとばされた。
「ぐううううう」
鈍い痛みがが背中から伝わってくる。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!
くそ、なんなんだよぉ!!!
吹き飛ばされながら振り返ると、そこには白い乗用車が。
・・・・・ああ、ひかれたのか。
こりゃ、死んだな。
そんなことを考えながら吹き飛ばされるぼくは、徐々に視界が狭まり---何も見えなくなった。