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『という夢を見たんだがどうかな?』


「いや、どうだろうといわれても・・・」


『感想とかなんかない?』


「・・いや・・・別に」


『・・・・・・そう』


期待していた答えがこなかったせいか携帯電話から聞こえる声はわかりやすい程に落ち込んでいた。

僕にどういう期待をしていたんだ。





僕の名前は雨紙あまし つかさ。ピッチピチの21歳である。

家族を事故でなくし、最初はいろいろとはあったが今は小さなアパートを借りてフリーターとして働きながら1人で暮らしている。


そして、今電話で話しているのが従妹の小鳥ことり 地祇ちぎ

彼女は現在地元の大学に通っているピカピカの1年生だ。


『・・・司くんは他の人とは違うと思うんだ』


「なんだよ、いきなり」


本当にいきなり何を言い出すんだこの子は。

いくらなんでも傷つくぞ。


『ははっ、ごめんね。なんか急に変なこと言って』


「いや、別にいいけど・・なんかあったの?」


『う~ん、ちょっとね。まぁ、大丈夫だから気にしないで』


「・・・・そっか、なら気にしない」


・・・実際はかなり心配だ。地祇はいい子だし、頭の回転も速い。

ただ1人でいろいろと抱え込むせいか、メンタルは非常にもろい。

心配だ。だが、ここは地祇を信じてみよう。


『じゃあね』


「うぃ」


電話をきる。

あっ、そういえば明日仕事は休みだったはず。

久しぶりにのんびりするか。

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