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プロローグ
「・・・よくぞここまで来たな勇者よ」
ここは魔王の城の大広間。そこにヤツ-魔王はいた。
「・・私は今日こそお前を倒してこの世界の支配者となる!!」
そう宣言する魔王に対し、僕は持っていた聖剣を魔王突き出す。
「そんなことはさせない!逆に返り討ちにして今度こそ真の平和を作って見せる!!」
「まだそんなふざけたことを言っているのか!?」
魔王が急に興奮しだして反論する。
「そんなものは仮初のものだ。一時的に争いがなくなってもまた人間は戦争を始める。人間は争う事を止められない種族なのだぞ!?」
・・・・。
「・・確かにお前の言うとおりかもしれない。だが、違うかもしれない。魔王。僕は人間の優しい、平和なところにかけてみたいんだ」
そう言う僕を魔王は信じられないという目で見てくる。
「・・貴様、いずれ後悔するぞ」
「構わない。・・そんなことより始めるぞ」
「・・・・・・・・・ああ、そうだな」
それぞれもっていた剣を構え、走り出す。
「はああああああああああああああああああああああああ」
「だああああああああああああああああああああああああ」