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一章

序章が終わり、一章に突入しました!!



「嫌です。お断りします。」

「頼む!」

「嫌です。お断りします。」

「頼む!!」

「お断りします。」

「たーのーむー!」

もうこの会話何回目だっけ・・・。

ただ今目の前でルビルズロウの王であるレグライ・ファラト国王が私に頭を下げています。

どうして一国の王様が私なんかに頭を下げているのか。これを話すにはまず数時間前のところから・・・








「アリーナ様、ティアラさん、今日のおやつ何がいいですか?」

「そうね…、何がいいかしら?悩むわね…。」

「う~ん、一日一種類までですからね…。慎重に決めなければなりませんわね…。」

二人が考えている間に私はティアラさんがいれてくれた紅茶を飲んで待っていた。

どっちかというと私はコーヒー派なのだが、ティクレスにはコーヒー屋さんが無い。なのでコーヒーはたまに町の人が他の国で買ってきてくれたコーヒーを貰っている。買ってきてくれた皆さんありがとうございました。

っと、話が脱線しちゃった。今二人が悩んでいるのは今日のおやつについて。私はともかく二人は「食べ過ぎたら太ってしまう!!」とのことで一日のおやつは一種類までということになった。名一杯食べれないのは残念だけど、アリーナ様達の太った姿みるのは嫌なので私も我慢している。

「ねぇ、アップルパイはどうかしら?」

「アリーナ様!アップルパイはこの間食べたではありませんか!今日はシフォンケーキにすべきです!」

「いいえ。ティアラ、今日はアップルパイよ!」

「いいえ。今日はシフォンケーキにすべきです!」

「アップルパイよ!」

「シフォンケーキです!」

「アップルパイ!」

「シフォンケーキ!」

♪~♪♪~♪~~

「あっ、誰か来たようですね。ちょっと見てきますから、その間にどっちにするか決めちゃってくださいね。」

「アップルパイ!」

「シフォンケーキです!」





「アリーナ様、ティアラさん…。」

「あっ、ユキ!今日のお菓子はアップルパイでよろしく~♪」

「うぅ…。アリーナ様ぁ、ズルいですよ~。あんな反則技でジャンケンに勝つなんて!」

「フフ♪なんのことかしら?」

「う~…。ユキ様!ユキ様も何とか言ってください!」

「・・・残念ながらティアラさん、今日のお茶の時間は中止なのでおやつは無しです。」

「へっ!?」

「・・・どういうことなの。ユキ?」

楽しそうな会話から一転。おやつが食べられなくなると聞いて二人の声が厳しくなった。かくいう私もおやつが無くなってしまうのが確定しているのが決定してしまい半放心状態です…。決定理由は先ほど来た来客のせい。

「・・・今、ルビルズロウから国王のファラト国王と宰相の方が話があるそうなので待っていらっしゃいます。壊れてもいい部屋にご案内したので後は頼みました。」

「・・・レグライが、ね・・・。へぇーそうなの。・・・丁重に迎えてあげなくちゃね・・・。」

「アリーナ様、わたくし達の分までお願いしますわ!」

「私からもお願いします。」

「えぇ♪任せなさい。」






ガチャ。

「レグライ♪どうしたのよこんな急に。」

「おぉ!アリー・・・ちょっと待て。攻撃しようとするな!わしはまだ何もしとらんぞ!?」

ニッコリ。

「まだってことはこれからするんでしょ?」

「あっ、いや、それは言葉の綾で話をしに来ただけじゃ。もちろんその話もお主を怒らすことは無いと思う。」

「あら、怒らすかも知れないじゃないの。」

「もしかしたらじゃ!だ、だから攻撃しようとせんでくれ!」

「アハハハ・・・・・・攻撃しようとするな?ふざけんじゃないわよ。私のおやつを奪っておいてよくそんなこと言えるわね!」

ズガーン!!

「うおっ!ちょっ、ちょっとまっ「問答無用!」

ズガーン!!ガッシャーン!!キーン!!ドガッ!!………




「・・・騎士どの、ティアラどの。ひょっとして私達は来ては不味かったですか?」

「さあ、何のことでしょう。」

「わたくし達は何も知りませんわ。」

「・・・タイミングが悪かったようですね…。」

本当ですね~。タイミング悪すぎですよ~。

私達は怒りから真顔で宰相様は困った顔をしながらアリーナ様VSファラト国王をの戦いを眺めていた。

食べ物の恨み思いしれ・・・。

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