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最終章
アンデスの事故から数ヶ月後。
生存者の故郷ウルグアイの、とある運動競技場。
そこには、多くの観客やファン、支持者や知人、友人、家族たちに見守られながら・・・そのあたたかく、熱いまなざしが注ぐ中、ラグビーの対抗試合にいそしむ若者たちの姿が。
健康そのものの、はつらつとした元気な姿で、夢中になってボールを取り合い、体をおもいきりぶつけ合い、存分に走り回る若者たち。
そして、そんな一生懸命な彼らに贈られる、グラウンドを大きく強く飛び交う、おしみない声援の数々。
・・・こうして、十六人は、生きてふたたび人間社会に戻ることが出来た。
彼らは、ほとんど類例のない極限状態を、若者らしい率直さと、冷静さと、勇気とをもって乗り切り、幸運にも、青春の続きを取り戻すことが出来た。
・・・この事実の重さが、隠されていた真実をはるかに凌駕して、世界を感動させたのである。
~FIN~




