表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/24

第13章

 「・・・私たちは、ある朝早く、事故の現場を目指した、アンデス登山を始めました。


 いまは雪解けの最盛期なので、アンデス山中に入るには、いちばんいいときです。


 ・・・でも、危険もあります。


 もし、雪が早く来たら・・・これらの峠は、すぐふさがってしまうのです。


 このへんまで登ると、生物は見当たりません。


 人も動物も植物も、姿を消しました。


 ただ、夏のあいだだけ、羊飼いと羊が、このへんまで来ます。


 ・・・高くなるにつれ、空気が薄くなります。


 息苦しくなり、すこし動くにも、大きな努力がります。


 息子たちも低地でしか暮らしたことはありませんから、あんな高いところで慣れるまでの数日は、特に苦しかったろうと思います。


 『ハビウル・メトール』の場合は、苦しさもいっそうだったでしょう。


 彼とは、古いつき合いです。


 生存者の中では、最年長者でした。


 ・・・彼はずっと吐き続けて、ほとんど動けなかったといいます。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ