第16話「闘いの終わり」
春音は銃を捨て、剣をかまえた。
(凛がくれた剣だ。これを傷つけることも許さない。)
春音は剣を手でなぞり、剣は炎を纏った。そして、斬りかかって来る敵の攻撃を受け続けた。不思議なまでに受けだけを続けていた。
「3回細かい攻撃を入れて、4回目で大きい打撃」
「なにいってやがる?バカにしてんのか!」
男は戦いの中、ボソボソと独り言を言う春音にさらに腹を立て、首元に剣を振り下ろした。
「ほらやっぱり、4回目に大きく振りかぶるんだよ」
春音は振り下ろされた剣を弾き、すぐに体の向きを変え、男の首元に斬りかかった。男はそのまま倒れてしまった。
春音は銃を拾い、雪村がいると思われる場所の方へ歩き出した。
「あれ?死んだ?」
雪村が声で目を開けると目の前には倒れた自分を覗き込んだ春音の顔があった。
「死んでねえよ、なんだ、6体倒したのか、」
雪村はゆっくりと体を起こし、春音の血だらけな姿を見ながら言った。
「たおした。凛のとこ行く」
春音は雪村にそう告げ、1人で歩き出した。
「こういう時手差しのべたりするもんだろうがよ、ほんとお前はそういうやつだったよ」
雪村は歩き出した春音にツッコミを入れながら立ち上がり、後ろを歩き出した。
2人が凛と所へ着くと、そこでは多くのPomeが担架で運ばれていた。凛も例外ではなく、ちょうど運ばれているところだった。
「凛、俺が守りきれなかったから、」
春音は運ばれていく凛を見ながら座り込んだ。
すると2人の前に影ができた。
「ちょ、ちょっとあんた達もすごい怪我じゃない、早く担架!」
「あれ、有澄先輩じゃ、ないですか」
雪村も座り込み、荒い呼吸をする中、2人の目の前には有澄が立っていた。
「そんな怪我で無理に喋んないの。ここに2人大怪我いますー!はい、お願いします、」
有澄は遠くのレスキュー隊のような人々に声をかけ、2人を担架に乗せた。
「なにしてんすか、」
「私?今は琴葉のお手伝い中、いいから行った行った、」
それから、壊滅状態となったエリアでは、修復作業が行われ、人が歩けるくらいにはなっていた。今回出動した120人のうち80人が重症の怪我。4人が死亡。26人が軽傷。10人が無傷で戦いを終えた。後に攻めてきた宇宙人は、5年後に隕石がぶつかり崩壊することが予定されてるラビル星の軍隊だったことがわかった。約1万の兵で空から攻めてきたが、120人の敵と爆弾で半滅したことにより撤退した。怪我をしたPomeたちはPome敷地内の専用病院で治療を受けていた。




