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鬼との遭遇
タロウザはひとり歩いていた。とぼとぼとぼ。
ああ、これからどうしよう、と道端に腰を下ろし、途方にくれる。
「おい、お前。見ない顔だな」顔を上げると、前に大男が立っている。ビクッとなってしまったので恥ずかしい。
「誰やお前」恥ずかしさを取り繕うように凄んでみる。
「お前こそ誰や」相手は平然と答える。ビクッてならなかった。残念だった。
「わいは山田太郎。タロウザや」
「俺は鬼だ」
「は?鬼?」またビクッっとなる。よく見ると相手の頭には角があった。しかも虎柄のパンツをはいている。タロウザはあまりの恐怖で気を失ってしまった。
再び目を覚ますと、鬼は倒れていた。
「わーい!勝ったぞー!」
END
オッス!クソ小説読んでくれてありがとな!