出会い
「私と付き合ってください」
そんな言葉で夢が覚めた。
俺は間宮さく、高校一年だ。顔はいけてる方、運動もまぁまぁできるほうだと思う、だけど俺には一つ欠点がある。
「はぁーーーなんて夢だぁ考えるだけで緊張するわぁーーー」
そう俺は女の子への接し方がわからない、つまりコミュ障なのだ。それも極度の。
「おにーちゃん朝ごはんーー」
「あぁ今行くー」
今のは俺の妹の桜花だ。俺が喋れる女子の一人でもある。
桜花はルックスは完璧で性格もいいし家事も完璧。はっきりいって兄である俺から見てもめちゃくちゃ可愛い。
年は13で母は生まれた時からおらず、父は海外転勤のためいまは妹と二人暮らしだ。
歯磨きと朝飯を済まして学校へ向かう。
「さくーおはよー」
教室に入ると友達が待っていた、生憎おれは友達には困っていない、むしろ男子からの人望はあついほうだ。
「さくくんおはよー」
「あ、お、おう」
(あーーー今日も失敗したぁぁーーなにが「おう」だよ、おはよーだろーー)
そんないつもと変わらない朝が終わろうとした時
先生「おーい座れー転校生を紹介するぞーいいぞー入ってこいー」
クラス男子一同(女子であれ!女子!女子!女子!)
俺(男!おとこ!漢!!!)
???「失礼しまーす」入って来たのは......
「白宮さゆりといいます!これからよろしくおねがいします!」
女子だった...。
(まじか...まぁどーせ関わらないしいーか)
先生「席はさくの隣なーさくいろいろ教えてやれー」
「え、?えーーーーーーー」
まてまてまてコミュ障の俺がそんな、学校のこととか教えてあげれるわけがないまずまともに話すこともできないのに。
「よろしくね!」
「あ、...はい」
そこから俺、間宮さくの高校生活はスタートした。