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プロローグ04:今日

「はぁ、全く君は…まあいいや、それでキミ、今日は何月何日かは知っているかい?」

…これはあれなのだろうか、よく看護師とかが記憶消失とかの人に対しておきてからするアレ、多分そうなんだろう…

だが、質問が少しおかしい、本来だったらキミの名前は?とかって聞くところをあえて何日って聞くあたり何か知っているのだろうか…?

とりあえず、聞かれていることには答えなくては…

「今日がいつなのかはわかりません…でも意識を失ったのは3月、3月のいつかはわかりませんが多分まだ3月なのだと思います。」

多分これでいいのだろうか…?

「はは、そうだよね、そう思いたくなるよね、でもね…今日は4月20日、4月の20日なんだ、キミがここに運ばれて約1ヶ月過ぎた日なんだ…ねえ、どうだい驚いたかい?」

「え…?もう4月なのですか?」

「はぁ…」

女性はだいぶあきれているため息をついた…

「お前の尋問の仕方が悪いから全く話が進まんぞ?」

「…そうかなぁ…まあいい…論より証拠、これを見てくれ」

医師はそういって、自分の白衣のポケットの中からスマホを取り出しその画面を見せてくれた。

__確かに4月20日、10時21分だった…。

「そう…なんですね…?」

全く実感がない…でも窓の外には桜がまだ満開のような感じで咲いていたからそうなんだろう…。

「まったく実感がないみたいな顔しているけど大丈夫なのかコイツ?」

まだあってからそんなにたってないのに、コイツ呼ばわりされたんだけど…

医師のほうを見ると___

「はは、かわいいなぁ…どっかの誰かとは違ってホントかわいいなぁ…」

これはこれでどうなんだろう…そう思っていると

「…」

「っ!あいて…」

女性は無言のまま医師の頭を軽く殴っていた。

「そういうのはいいからさっさと話を進めろ」

「はいはい、わかりましたよー…」

この二人はどういう関係なのだろうか…?

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