表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/44

#4

 あれから、彼が「もう遅いから家に帰れ」と言われたので、僕は仕方なく気が休まらない家に帰ってきた。

 そこに戻ってきたら受験勉強をしなければならないし、次の日からは地獄の学校に行かなければならない――。


「ただいまー」

「今までなにやってたの!?」

「……散歩……」

「あなたは受験生なのよ、分かっているの!?」

「そんなの、分かってるよ!」

「分かっているならば、勉強しなさい!」


 家に帰ると、今は母さんだけだけど、父さんからも言われるんだ。

 聞きたくない両親からの「勉強しなさい!」の嵐が――。


 まぁ、どの受験生の家庭もそうだろうと思う。

 しかし、僕にとっては「いじめ」と「受験のストレス」の2つの要因が重なっている関係で生きていることが嫌なんだよ!


「はいはい、分かったよ。勉強すればいいんだろ」


 僕は素直に母さんの指示に従っい、渋々自室へ向かった。


 両親や学校の先生とかにはそれらのことは話していないが、僕はいつ死んでもいいと思っている。


 その言葉を言ったら、誰かしらは悲しむよ? と言われてしまうが、今の僕には関係ない。








 今、凄くイライラしている。


 様々なものを壊したい。


 何もかも壊してしまいたい。


 僕の周りにあるモノをすべて粉々になるまで――――!
















「……ははっ……」


 そんな自分に笑ってしまった。

 それが僕の「負の感情」ではないかと――。


 ならば……。


「彼と本契約を結んでしまおう」


 僕は襟を正さない予定であるし、ね?

2016/12/03 本投稿

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ