表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/19

神様にご挨拶。

「うん。覚悟は出来てるよ。」


TKMDのみんなは、死と隣り合わせの場所で毎日戦っている。しかも、自分のためではなく、この国を守るために。自分の命を懸けて。そんな人たちと共に戦うために、力が欲しい。


「分かったわ。でも、今からやることは本当に簡単で本当に危険なの。」


「本当に簡単で本当に危険?どういうこと?」


「ギリシャ神話の神々たちのもとに挨拶しにいくのよ。」


「え!?挨拶!?」


意外なレスティの返答に思わず大声を出す。

何その近所に挨拶しに行ってみたいな感じ。昔、お母さんに言われたな、そんなセリフ。


「そう。さっきフユキって人が言ってたでしょ?星天大魔法は、ギリシャ神話の神の力を使って発動するって。協力してもらう為には、自分の存在を認めてもらうしかないのよ。訓練する以前の問題として、これは乗り越えなくてはならないわ。」


「神様に挨拶って、どうすればいいの?」


「自分の名前言って、力を貸してくれって頼むのよ。簡単でしょ?」


凄い普通、、、。なんか、もっと土下座とかお供え物とか持っていく感じかと思った。


「でも、無礼を働いたら即刻雷に撃たれて死ぬわ。」

わーお。だから簡単で危険って言ったのか。確かに、雷で撃たれたら魔法つかいでも死んじゃうもんね。


「取り敢えず、認められればいいんでしょ。」


「そう。そのいきよ。じゃあ、早速行きましょうか。」


そうレスティが言うと、黄金の眩い光に包まれる。

目を開ければ、そこは雲の上。すぐ目の前には、宙に浮く階段があった。


「この階段を上っていけば、神たちがお茶会をしているわ。ここから先は、神域で私は入れないから一人で行くのよ。ここで私は貴女の帰りを待つわ。」


「分かった。ありがとう、レスティ。」


レスティは手を降って見送ってくれた。それにしても、神様ってお茶会なんてするんだ、、、。

暇なのかな?←

しばらくして階段を上りきると、大きな門が待ち構えていた。そこをくぐると、突然


「待っていたぞ。」


どこかで聞いたことのある声がした。その声を合図に美味しそうな御菓子と紅茶が並べられたテーブル、それを取り囲む十二人の神々。


「我が名は全能の神、ゼウス。よく来た、魔道の子よ。」


あれが、全能の神、ゼウス。迫力と威厳が凄まじい。ゼウスが居るということは、オリュンポス十二神?ということは残りの神はヘーラー、ポセイドン、アテナ、デメル、アポロン、アルテミス、アフロディーテ、アレス、ヘパイトス、ヘルメス、ヘスティア。


「こんにちは。私の名はハナ・フロリーナです。星天大魔法を使うために、貴方たちの力を貸して下さい!」

レスティ、これでいいんだよね?でもやっぱり、オリュンポス十二神の前で、こんな普通の挨拶でいいの!?


「キサマァ!!!!!」 








あぁぁぁー!!怒っちゃった!!雷に撃たれる!!!!!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ