■ お山のきつねーさん 編
※ラーメン出てきません。
名前 ：
基本スペック ： 黒髪黒目、日本人、性別オス。（他非公開）
称号 ： ラーメン屋店主（屋台）
異世界放浪者（自動）
不思議ラーメン製作者（自動）
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俺は素敵なラーメン屋さん
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「まぁあ！ 店主！ やっぱり来たのね！！」
「お、らっしゃーい。久しぶりだな。相変わらず素敵な金色の尻尾で。……あれ？ なんか、尻尾増えた……？」
「うふふ。わたしも長く生きておりますもの。尾が増えるのは力の証。いずれは九尾の狐を超える素晴らしき神狐として世界を蹂躙……コホン、信仰を集めてみせます！」
「二足歩行してる美人狐なんて、信仰はともかく人気にはなりそうだけどなぁ……。いろんな方面から。女子高生１，２辺りなんて、写真撮りまくりそうだしな……」
「それにしても、山を越えて屋台の芳しいスープの香りを感じられるなんて、わたしの嗅覚はやはり衰えておりませんね。この屋台の景色も変わっておりませんこと……お懐かしい。わたしの師がご健在であらせられたら、さぞお喜びでしたでしょうに……」
「あぁ、あの狸のおっさんか。この間チャーシューメン食ってったぞ。相変わらず酒好きな。日本酒飲みまくってたわ。なんか、狸の集会の帰りとかで……」
「ちっ！ まだ生きていたのね、あの狸野郎。今度こそやったと思いましたのに……！」
「……なぁなぁ、ほんとに狸と狐って、仲悪いのか？」
「わたしは、あのだらけきったお腹が許せません。初めてお会いした時には引き締まったお腹まわりでしたのに……！ あんなに油断なさって……！ わたしの美意識が、許すなと告げております」
「えぇえー……？ そんな理由？ まあ、あれはほんと、狸腹とか言われてもしかたのない立派な腹だった」
「立派ですって！？ あれは、みっともない、無様なお腹と言うのです！ まったく……昔の体型に戻ってくだされば、わたしだって殺すなどとは申しません！」
「なんだかんだ言って、結構仲良しさん……」
「店主……？」
「あ、はい、すいません、もう言いません！ さ、さーって、注文決まったかな！」
「チャーマヨ丼、大盛りで」
「……チャーマヨ丼は、普通盛りまでしか無いだけど」
「大盛りで」
「ラーメンは……？」
「チャーマヨ丼を、大盛り」
「……あいよ」
「あと、生ビールとタコからあげ、とろとろチャーシュー盛り」
「えぇえ……？ ……先に生ビールな」
「うふふふふ！！ このジョッキも中身もキンキンに冷えてるのがたまりませんね！！！」
「なんだろうなぁ……。あんた、仙人ってやつだよな？ はいよ、チャーマヨ丼に、タコから揚げ、チャーシュー盛り、おまちぃ。から揚げは暑いから気をつけてな」
「仙……そう言われますね。でも、もとは野狐ですよ。こういう俗っぽいものも嗜みます。ああ、このマヨネーズがたまりません！ いい！ 熱いご飯にあいます……。から揚げも、カリっ！ ざくっ！ ふわふわ！ あちち！ で、おいしいです……なんてビールにあうんでしょう……！！ このチャーシューも熱トロです……。あ、このチャーシューにスープかけてくださいます？」
「でもさぁ、昔は……もうちょっとこう……。うーん、なんだか、狸のおっさんに似てきたよな……」
「な、な、なんですってぇ……！？ わ、わたしが、狸腹に……！？」
「いや、きつねーさんはすっきりスレンダーだわ。なんちゅーか、たぬおっさんの食生活に寄ってきてるって話よ」
「は、走って帰ります……」
「え……、そういう問題かぁ？」
「でもでも、だって！ 止められないんですもん!!! ビール美味しいんですもん！！ 店主と狸野郎が悪いのです！！ もぐもぐ！！」
「もぐもぐって……。、また二人並んでラーメン分け合ってる姿も見たいもんだな。おとぎ話的な絵面で微笑ましかったんだが……。
ま、そのうち仲とりもってやるか。
なんたって俺は
『むかしばなしが好きなラーメン屋さん』
だからな！」
「むかしばなしが好きだと、どうして仲を取り持つんです？」
「そこは、ほら、俺らの育った環境のせいかな」
「よくわかりませんね……」
end
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お山のきつねーさん：
種：狐人（平行世界：美月球産。メス。年齢：不詳）
称号：
お山の仙狐さん（尻尾５本）
チャーマヨ丼好き（教官）
たこから揚げ好き（信者）
酒好き（酒豪）
チャーシュー好き（信者）
醤油ラーメン好き（狸の影響）
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蛇足）獣人とはまた違う感じです。今回はラーメン食ってません。たぬおっさんが食べてくれる予定です。
